8インチと10.1インチのChromebookタブレット「flapjack」についてわかっていることをまとめておく

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2019 chromebooks

これまでに何度か8インチと10.1インチのChromebookタブレットデバイス「flapjack」についてお伝えしていますが、ある程度の概要がわかってきたので、ここでまとめ直しておこうと思います。

ちなみに過去の記事はこちら。

Chromebookタブレット「flapjack」もGeekbenchに登場。近いうちにリリースか?
Chromebook「Flapjack」はタブレット端末?ワイヤレス充電がChrome OSでもできるようになるかも
MediaTek製CPU採用の新しいChromebook「Flapjack」のウワサ

ただ現状では、メーカーがどこであるとか細かいところまではわかっていませんが、概要だけでも結構期待できるデバイスであると思います。

目次

スペックについて

すでにGeekbenchにベンチマークが登場していることや、開発コード上の発見からスペックとしては、下記のようなものになることがわかっています

  • Chrome OS / Android 9 Pie
  • 8インチ / 10.1インチ
  • 1,920 × 1,200(IPS方式かは不明)
  • Wacom スタイラスペン対応
  • MediaTek MT8183
  • 4GBRAM
  • 最大15W Qiワイヤレス充電対応

このうちディスプレイについては、AboutChromebooksが「flapjack」に採用されるディスプレイの製造元から概要を確認したところ、IPS方式かどうかはっきりしないということでした。

ですので、解像度のことも考えるともしかしたらAcerやASUS、CTLのChromebookタブレットほどディスプレイが綺麗ではない可能性があるそうです。

しかし、このディスプレイもWacomデジタイザをサポートしているということなので、スタイラスペンを使用できるというところに違いはないようです。

これまでのChromebookタブレットの目的として、キーボード入力の習熟前に使いやすいというのがあるわけなので、ペン対応していないと意味がなくなっちゃう気がしますので、とりあえず安心ですね。

性能面で言えば、ベンチマークからも採用されるCPUは、MediaTekのMT8183と4GBRAMで動作するのは間違いなさそうです。

Geekbenchのベンチマークを参考に、同じタブレットであるAcer等のモデルと「Pixel Slate」のCeleronモデル、さらにMedia TekのMT8173Cともスコアを比較してみます。

Geekbench Score

ちょっと見辛くて恐縮ですが、左から「flapjack」、「Tab10/Ct100/Tx1(OP1 Rockchip RK3999)」、「Pixel Slate (Celeron3965Y)」、「MT8173C」となっています。

シングルスコアに関しては、「Pixel Slate」以外はほぼ大きな差はありませんが、マルチスコアに関しては、「flapjack」が採用するMT8183が抜き出ていることがわかります。

同じタブレット端末で「OP1」を採用する3機種と比較してもかなり余裕がありそうなスペックになっていますね。また「MT8173C」を採用するChromebook、例えば私の使っていた「Acer R13」や最近では「Lenovo S330」などがありますが、それよりもさらに動作的には余裕があるものと思います。

ですので、MT8173Cを採用するChromebook「R13」や「S330」の動作感でも十分だと感じているユーザーであれば、今回の「flapjack」も十分にアリなデバイスとなりそうです。

あるいは、今のOP1を採用する端末の動作に少し不満を持っているのであれば、「flapjack」を次の選択肢として考えるのも良いと思います。

そう考えていくと、結構楽しみなタブレット端末なんですよね、「flapjack」って。

何よりこのスペックを持ちつつ、10.1インチと8インチの2モデル展開が期待されるわけですし、個人的には8インチというコンパクトなChrome OSデバイスが欲しかったので、「flapjack」には期待せずにはいられません。

ただ10インチはともかく、8インチでChrome OSってどんな感じになるのか想像できないんですよね(笑)

あと肝心の価格についてですが、これまでのタブレットデバイスの価格を考えると、おそらく300〜400ドルあたりでリリースされるんじゃないか、というのが大方の予想となっています。

もしそうであれば、スペックを基準にしてもクラムシェルやコンバーチブルのChromebookだけでなくタブレットも視野に入るということになるので、選択肢が広がって良いんじゃないかなと思います。

とりあえずのところ、現状ではこれまでにお伝えしているとおり、現物は登場していませんし、メーカーもまだ不明ですので、詳細が明らかになるのを期待して待ちたいと思います。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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