ついに開始されるCES 2022を前にして、Acerが新しいChromebookを3機種発表しました。
発表された3つの機種は、「Acer Chromebook Spin 513」と「Acer Chromebook 314」、「Acer Chromebook 315」で、そのうち「Spin 513」はMediaTekの最新チップセットKompanio 1380を搭載した初めてのChromebookで、13.5インチでアスペクト比3:2のディスプレイを採用しています。
「314 / 315」は過去にリリースされているモデルのアップデート版という位置づけで、インテルのCeleronもしくはPentiumを採用したスタンダードな性能のChromebookとなっています。
それぞれのモデルについてのスペックを以下にまとめます。
Acer Chromebook Spin 513(CP513-2H)

Acer Chromebook Spin 513(CP513-2H) | |
ディスプレイ | 13.5インチ IPS 2256 x 1504 |
CPU | MediaTek Kompanio 1380 |
RAM | 最大8GB |
内部ストレージ | 最大128GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C x2 USB-A x1 イヤホンジャック |
ネットワーク | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 最大10時間 |
その他 | MIL-STD 810H バックライトキーボード |
サイズ | 299.97 x 234.95 x 16.25mm |
重さ | 約1.29kg |
価格 | 599ドルから |
前回発表されたSnapdragon 7cを搭載してオプションでLTEに対応する「Acer Chromebook Spin 513」とは異なり、今回発表された「Spin 513 CP513-2H」はMediaTekの新型チップセットKompanio 1380を採用しています。
Kompanio 1380を採用するChromebookはこの「Spin 513 CP513-2H」が初となるため、CPUの性能や実力に関しては未知数ですが、過去にMediaTekが公表した内容によるとKompanio 1200シリーズはインテルのCore i3チップセットと競合する程度としているため、これも同程度の性能は期待できます。
ディスプレイも13.3インチのフルHDからアスペクト比は3:2へと変更され13.5インチの2256×1506となっていて、「Acer Chromebook Spin 713」と似たような構成になっています。
価格は北米で599ドルからとなっていて、2022年6月に発売される予定です。
Acer Chromebook 314 / 315
この2つは共通する項目も多いため、一つの表にまとめてスペックを紹介しておきます。

Chromebook 314 (CB314-3H / CB314-3HT C934 / C934T) | Chromebook 315 (CB315-4H / CB315-4HT) | |
ディスプレイ | 14インチ 1920×1080 [OP]タッチスクリーン | 15.6インチ 1920×1080 [OP]タッチスクリーン |
CPU | Celeron N4500 Celeron N5100 Pentium Silver N6000 | |
RAM | 最大8GB | |
内部ストレージ | 64GB 128GB | |
外部ストレージ | microSD | |
ポート | USB-C x2 USB-A x2 イヤホンジャック | |
ネットワーク | Wi-Fi 6 | |
バッテリー | 最大10時間 | |
その他 | MIL-STD 810H | テンキー付き |
サイズ | 326.4 x 255 x 20mm | 366.35 x 244.2 x 20mm |
重さ | 1.45kg | 1.6kg |
価格 | 299ドルから | 299ドルから |
こちらも過去にリリースされている同名の「Chromebook 314」と「Chromebook 315」からアップデートされたモデルと考えて良いと思います。なので「Spin 513」に比べて地味な印象ですね。
それぞれ14インチと15.6インチにフルHDディスプレイを採用し、タッチスクリーンに関してはオプションとなっています。
CPUにはCeleron N4500かN5100、Pentium Silver N6000を選択でき、最大8GBRAMと最大128GB eMMCを搭載するため、性能としてはスタンダードなChromebookと言えます。
価格はそれぞれ299ドルからとなっていて、「Chromebook 315」は北米で1月からリリース、「Chromebook 314」は北米で6月にリリースされる予定となっています。
なお、この記事をまとめている時点では3モデルとも公式サイトにページは登場していないようです。
過去の傾向から3モデルとも日本でリリースされる可能性は高いと思いますが、海外のリリースよりも遅れての登場になると思われます。個人的にMediatek kompanio 1380の実力が気になるので、海外リリース時に手を出すか国内発表を待つかは悩むところです。
Source : XDA Developers