久々にモトローラの「Moto」シリーズスマートフォンについて取り上げます。
実は今回の「Moto G7」と「Moto G7 Plus」については、ご存知の方も多いと思いますがスペックはかなり早い段階でリークされてしまっています。
ただはっきりしていなかったのが価格でしたが、ついに明らかになってしまったので発表時のワクワクが薄れてしまうかも…。また実機画像なども出回っているようなので、丸裸状態ですね。
ということで今回は、米国モトローラの新型スマートフォン「Moto G7」と「Moto G7 Plus」についてスペックなどをまとめておこうと思います。
ちなみに同時に発表される「G7 Play」と「G7 Power」という2機種についてもスペックだけ後半で軽く紹介しておきます。
「G7」と「G7 Plus」のスペック
Moto G7 | Moto G7 Plus | |
OS | Android 9 Pie | |
ディスプレイ | 6.24インチ 2,270×1,080 | |
CPU | Snapdragon 632 | Snapdragon 636 |
RAM | 4GB | |
内部ストレージ | 64GB | |
リアカメラ | 12MP+5MP | 16MP+5MP |
フロントカメラ | 8MP | |
バッテリー | 3,000mAh | |
その他 | 背面指紋センサ | |
サイズ | 157×75.3 ×7.92mm | 157×75.3 ×8.27mm |
重さ | 174g | 172g |
価格 | 300ユーロ | 360ユーロ |
こんな感じのスペックですね。
ついついPlusってつくと大型化されたイメージになってしまいますが、「Moto G7 Plus」では採用されるCPUとカメラがやや向上しているという感じです。
それ以外は基本的に変化がないようなので、この点についてはまた不満が出てきそうな内容となっています。
全体的なスペックを見ると、ミドルレンジクラスとしてはまずまずのバランスだと思いますし、「G7」は価格的にも良さそうですが、「G7 Plus」はもう少しパンチがあっても良かったかなという感じです。
決して悪い機種ではないと思いますが、昨今のミドルレンジスマホの勢いを見ると競争力がどうかな…モトローラらしい端末とも言えそうですが。
発売時期についてはまだわかりませんが、2月7日にブラジルで発表される見通しとなっています。
おまけで「Moto G7 Play」と「Moto G7 Power」のスペックもまとめておきます。
「G7 Play」と「G7 Power」のスペック
Moto G7 Play | Moto G7 Power | |
OS | Android 9 Pie | |
ディスプレイ | 5.7インチ 1,512×720 | 6.2インチ 1,512×720 |
CPU | Snapdragon 632 | |
RAM | 2GB | 3GB |
内部ストレージ | 32GB | |
リアカメラ | 13MP | 12MP |
フロントカメラ | 8MP | |
バッテリー | 3,000mAh | 5,000mAh |
その他 | 背面指紋センサ | |
サイズ | 147.3×71.5 ×7.99m | 159.4×76 x9.3mm |
重さ | 149g | 193g |
価格 | 149ユーロ | 209ユーロ |
いずれもミドルクラスよりやや落ちる程度の性能ですが、価格を考えるとかなりコストパフォーマンスに優れる機種かと思います。「Moto G7 Play」と「Moto G7 Power」についてはこんな感じですね。
個人的にサブ機として持つには「G7 Power」がバッテリー容量も多いし安心感がありそうで良いですね。ただサイズがちょっと大きいか…。
「G7 Play」もエントリークラスに見えつつ、CPUは変わらずSnapdragon 632を採用しているので、一般的なエントリースマホよりは快適に動作すると思います。
こういうところはいい感じにまとめてくるのがやっぱりモトローラらしいというところでしょうか。
CPUについて
一応、参考までにそれぞれのCPUについてまとめておきます。
まずはAntutuのスコアから。
全体的に636の方が上回っていますが、大きな差とまではいえなさそうです。あるとすれば、GPUスコアが636の方が優れているので、ちょっとゲームしたりするには「G7 Plus」くらいのスペックがある方が安心かもしれません。
そして下記はGeekbenchのベンチマークについて
こっちで見ると差はほとんどありません。
ということは、基本的に632と636の違いは処理速度というよりもGPU周りのグラフィック処理に関する違いのようですね。
参考値も出しておきます。
Snapdragon 632 | Snaprdragon 636 | |
Antutu Total Score | 102546 | 115095 |
Antutu CPU Score | 52506 | 56169 |
Antutu GPU Score | 13845 | 20865 |
Geekbench (Single-core) | 1282 | 1342 |
Geekbench (Multi-core) | 4796 | 4914 |
3DMark (Sling Shot Extreme – OpenGL) | 526 | 930 |
3DMark (Sling Shot Extreme – Vulkan) | 460 | 756 |
3DMarkのスコアに大きな違いがありますので、グラフィック処理の性能の違いという認識でやっぱり良さそうです。
まとめ
ということで、ざっくりと「Moto G7」と「Moto G7 Plus」、「Moto G7 Play」と「Moto G7 Power」についてのスペックをまとめておきました。
ベンチマークなどを考えると、ゲームしたりスペックがある程度必要な人は「G7 Plus」、諸々バランス良く考えている方は「G7」、予算と目的に合わせて「G7 Play」や「G7 Power」といった感じでしょうか。
あとは実機の雰囲気など好みの問題と言ったところかと思います。
冒頭にも書きましたが、海外サイトではすでに実機によるハンズオンが出ていたりもするので、興味のある方はそちらをご覧くださいませ。
発表は2月7日頃となっていますので、もう少しですね。
参考Motorola’s website leaks the Moto G7 lineup
参考Motorola Moto G7, G7 Plus Leak In New Renders Alongside Prices