MediaTekが昨年11月にグローバルで発表したChromebook向け新チップセットの2つのうち、フラッグシップ向けと言われるMediaTek MT8195を初搭載するChromebookの開発がスタートしたことが明らかになりました。
MediaTek MT8195をはじめて搭載するのは”Cherry”と呼ばれるボードですが、現状ではこれがChromebookとしてリリースされるのか、開発用のベースボードとして扱われるのかについてはわかりません。
この”Cherry”というボードに関して、いまのところ詳しい情報はありませんが、MT8195を搭載することはChromium Gerritからはっきりとしています。

MediaTekのMT8195は、これまでChromebookに搭載されてきたMediaTek製CPUの中でもフラッグシップ向けとしてパワフルなCPUとなると発表されていますので、かなり期待しています。
ミッドレンジ向けのMT8192を搭載するChromebookには”Asurada”や”Spherion”の開発は始まっているものの、MT8195に関しては具体的なボードでの開発が始まっていなかったため少し不安でしたが、これで解消です。
なお、MT8192を搭載したChromebookは2021年第2四半期、MT8195搭載Chromebookも後日市場に提供される予定としていますが、これが”Cherry”を示しているのかは不明です。
今年はインテル第11世代 Tiger Lake、Snapdragon 7c、そしてMT8195&MT8192を搭載するChromebookが登場しますので、昨年以上に面白い年となりそうですね。
Source: ChromeUnboxed