低価格帯の「Lenovo Chromebook C330」と「ASUS Chromebook C101PA」を比較してみる

lenovo-laptop-lenovo-chromebook-c330-10 Chromebook

みなさんどうも、へれん(@Helen_Tech)です。

当ブログでも以前に取り上げていますが、海外で発売されている低価格モデルの11インチ「Lenovo Chromebook C330」というものがあるんですが、レビューなどを見ていると結構評判が良いようなんですよね。

「C330」のスペックや価格を見ていくと、同じARM系プロセッサを搭載したChromebookで考えたとき、日本でも正規販売されていて人気もある「ASUS Chromebook C101PA」とかなり近い立ち位置のChromebookだと思います。

何より「Lenovo Chromebook C330」はアメリカのAmazon.comで販売しており、日本への直送も可能となっていることから、今後の11インチ以下の低価格帯Chromebookの選択肢として悪くなさそうだなあと個人的に思ったところもひとつ。

そこで今回は、現在国内でも人気のあるモデル「ASUS Chromebook C101PA」と海外で発売されて人気が出てきた「Lenovo Chromebook C330」のスペックなどを比較しながら、それぞれのモデルの特長などをまとめていこうと思います。

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スペックの比較

Lenovo
Chromebook
C330
ASUS
Chromebook

C101PA
ディスプレイ11.6インチ IPS
1,366 × 768
タッチスクリーン
10.1インチ IPS
1,280 × 800
グレア
タッチスクリーン
CPUMediaTek MT8173C
1.7-2.1Ghz(4core)
Rockchip RK3399(OP1)
1.6-2.0GHz(6core)
RAM4GB4GB
内部ストレージ32GB eMMC
64GB eMMC
16GB eMMC
外部ストレージSDmicroSD
ポートUSB-C ×1
USB3.0 ×1
HDMI ×1
イヤホンジャック
USB-C ×2
USB2.0 ×1
イヤホンジャック
バッテリー最大10時間最大9時間
サイズ幅292 × 奥行215.4
× 厚み 19.6 mm
幅262.8 × 奥行182.4
× 厚み15.6 mm
重さ1.2kg900g
価格$300
(約34,000円)
$287
(約33,000円)

スペックについてはこのような感じになっています。
こうやって見るとスペック的な立ち位置としては近いですが、目的によって違いが出るモデル同士だなと思います。

それぞれ気になるポイントをチェックしていきます。

ディスプレイとサイズ

まず「C330」は、IPSの11.6インチに1,366×768というChromebookとしてはスタンダードなディスプレイを採用しています。

対してChromebook界ではコンパクトかつ最軽量の「C101PA」は、IPSの10.1インチで1,280×800という、低価格タブレットの意味合いが強いディスプレイになっています。

いずれも360度回転するヒンジを採用しており、タッチスクリーンに対応していますので、タブレットモードやテントモードを利用することができます。

c330 vs c101pa screen comp

ノートパソコンとして活用する場合には、単純に大きい11インチの「C330」の方がやや優位かと思いますが、タブレットモードを利用する場合には、「C101PA」の方がコンパクトなので扱いやすいというのが一つの基準となるように思います。

またキーボードのサイズなども「C330」の方がやや大きいので、入力の快適さという意味合いでは「C330」と言えそうです。
ただタブレットとして使おうと思うと、1.2kgという重さがありますのでちょっとしんどいかな…いざというときに使うこともできるくらいの考えであれば問題はないと思いますが、タブレットモードを良く使う、使おうと思っている方は約900gという軽さがウリの「C101PA」の方が良さそうですね。

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CPU周り

いずれもIntel製ではない、ARM系プロセッサと呼ばれる「MediaTek」と「RockChip」のCPUを採用しています。

以前、別の記事でもまとめていますが、CPUのベンチマークを比較するとこんな感じ。
比較の参考に、最近のChromebookでスタンダードなIntel Celeron N3350も載せておきます。

クロック数コア数OctaneGeekbench
シングル
Geekbench
マルチ
RK 3399(OP1)2.0Ghz6970015203400
MT8173C2.1Ghz41000017003500
N33501.1Ghz21100014002500

RK3399は「C101PA」が採用、「MT8173C」は「C330」が採用しています。

数値的には差は僅かですが、「C330」の方が上回っています。
ちなみに「C330」に採用されているMT8173Cは、私の愛機「Acer Chromebook R13」に採用されているCPUでもありますので、体感的なところでいえば「C101PA」よりもキビキビ動くという印象があります。

ただどっちもタブを15〜20個くらい開くと結構キツい感じが出てくるので何とも言えないところですが、少ないタブでもより安心して使うならMT8173Cを採用する「C330」が良いかと思います。

正直なところ、ネットしたり通販したり、メールしたり、動画見たりするくらいなら「C101PA」でもそこまで差は出ない感じですね。
Androidアプリも使ってアレコレ作業したりするなら「C330」が良いかなという程度です。

RAMに関しては同容量ですし、ストレージ容量の違いはありますが、どちらもSSDとしては低速のeMMCを採用していますので、そこまで差はないように思います。

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ポート周り

ポート数的に言えば、「C101PA」の方がUSB-Cを2つ備えていますが、HDMIは搭載されていないので、差があるとは言いづらいとこでもあります。

c330 vs c101pa port comp

ただUSB-Aは2.0ですし、画像をご覧いただけばわかるように、2つあるUSB-Cポートも右側面に並んでるんですよね…左右側面にひとつずつ搭載されていれば、もう少し使いやすい感じがありましたが。

対する「C330」は、USB-Cポートはひとつしかありませんが、USB-Aは3.0となっていますし、SDもフルサイズが挿入できます。そしてHDMIを備えているので、ビジネス用途や学校の授業などでHDMI接続が必要なプロジェクターなどを使う場合には、変換コネクタなどを利用しなくて良い「C330」にメリットがあるかな。

lenovo-laptop-lenovo-chromebook-c330-6USB-Cが2つある方が良いか、ひとつでもHDMIがあるのが良いかというのが選ぶポイントですね。

個人的に仕事であれば「C330」の方がなにかと便利そうですが、家や学校などで外部出力することなく使うなら「C101PA」かな、という感じではないでしょうか。

バッテリー駆動時間

こちらは「C330」が公称値約10時間、「C101PA」が約9時間となっています。

私の使い方であれば、以前「C101PA」をレビューした記事でも書いていますが大体7〜8時間ほどは使うことが可能でした。

対する「C330」は、海外ですでに挙がっているレビューを見ていった限りでは、おおよそ9時間平均は持っているという感じです。

いずれも公称値に届くか届かないかというところではありますが、日中に外で作業する分には十分なバッテリー駆動時間を持っていると言えます。

どちらもUSB-Cポートによるモバイルバッテリーからの充電にも対応していますので、より安心して使えるのが「C330」、という程度でここについても大きな差はありません。

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価格について

さて、問題の価格についてですが、ざっくりと比較をしてみましょう。

C330C101PA
海外の価格$300
(約34,000円)
$287
(約33,000円)
海外版を輸入約39,000円ほど約37,000円ほど
国内販売価格約40,000円

ものすっごくざっくりと比較してみましたが、余裕を持って見ると大体これくらいの価格設定になっていると思います。

「C330」と「C101PA」の価格はAmazon.comを参考にしていますが、輸入するとなると送料がプラスとなるので、どちらを購入したとしてもそこまで差はでません。

むしろ、意外と日本モデルの「C101PA」って良いところついてるんですよね。

輸入となるとまず技適の問題が挙げられますし、キーボードの配列もUS配列となっているところが注意点となります。

また輸入するという手間と待ち時間があること、サポート有無を考えれば、国内正規品の「C101PA」を購入する方が安心かと思います。
ただ、私のようにUS配列じゃないと…という方は輸入でないとダメですが。
(たまにUS配列モデルがASUS公式ストアにありますので、それを買う手もあります)

しかしできるだけコストを抑え、USキーボードで良いという方は「C330」を選んでも損することはありません。

価格的な面でも決定的な差はないと考えた方が良いですね。

OSサポート期限について

ここについては明確な差が存在しています。

すでに発表されてから1年以上経過している「C101PA」の自動更新ポリシーの期限(OSサポートの期限)は、2023年8月までとなっています。

対して「C330」は、まだGoogle公式には掲載されていませんでしたが、5年ほどの保証となることを考えれば、2024年まではOSの自動更新が保証されるはずです。

この1年が長いか短いかは、ユーザー側の感覚かもしれませんが、できる限り長く使いたいという方は「C330」を選ぶ方が良いかと思います。

どっちもあと4年くらいは保つじゃん?と感じた方や、1〜2年で買い換えるという方は、どちらを選んでも問題はありませんので、決定的な差とも言い難いところではあります。

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ではどっちを選べば良い?

ということで、ざっくりとスペックを比較してみましたが、どっちを選んだ方が良いかというよりも、使い方によってどっちの方が良いかをまとめてみます。

「C330」に向いている人

11インチの1.2kgと比較すれば大きく重い「C330」ですが、性能面ではやや上回ります。

普段はブラウジングやメール、動画閲覧などをする人や文章作成やスライドなどオフィスソフトを利用したり、リモート接続で仕事を考えている人は「C330」の方が使い勝手は良いと思います。

作業面で考えると、11インチの大きさがあれば2画面にしても何とか見えますし、全画面表示であれば「C101PA」よりも広々使うことができます。

ポートについてで書いていますが、HDMIが標準搭載なので、プロジェクターや外部ディスプレイに接続しやすいというのもメリットだと思います。

あとはタッチ操作はなくても良いと思う方もこちらの方が何かと便利かもしれませんね。

「C101PA」に向いている人

コンパクトでChromebook最軽量なモデルに魅力を感じている方は、現状で「C101PA」が最適だと思います。

またタブレットモードでの利用もし易い部類ですので、テントモードやタブレットとして利用することを考えている方は「C101PA」で良いと思います。

基本的なブラウジングやメール、動画閲覧なら全然問題はありません。オフィスソフト使用も簡単なものなら問題はありませんが、如何せん画面が小さいので、長時間作業したりスペースが必要になってくると、単純に効率的ではないためあまりオススメはしません。

文章だけ書く、必要なスライドだけ開く…といった単一の動作であれば問題はありませんが、これを開きつつアレをしたいと思うとやっぱりキツいと思います。

外部出力して広くしたい…と思っても、USBーC対応のコネクタやディスプレイがない場合には、変換コネクタを買う必要があるのでちょっと不便なんですよね。
すでに持っているという方なら気にすることはありませんが。

あとは日本語配列が良い、英語配列に抵抗があるという方は絶対に「C101PA」を選ぶべきだと思います。

さらに言えば、「C101PA」は日本のASUS公式で販売していますので、困ったときにサポートを使うということも可能です。

どちらもあえて選ばない方が良い人

当然ながらハイスペックなモデルや画質にこだわる方は厳しいかと思います。

また先日のアップデートで、ChromeOSのDev版でのLinuxアプリ利用が可能となりましたが、正直ちょっと辛いところがありますので、いずれにしてもLinuxアプリを使い込みたいという方もやめておいた方が良いかと思います。

このあたりは各自の目的と合わせて、OSについても今一度考えて見たほうが良いかと思います。

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まとめ

つらつらと「Lenovo Chromebook C330」と「ASUS Chromebook C101PA」のスペックを比較しつつ、どっちがどう良さそうかまとめてみました。

こうやって見てみると、「C330」は確かに使い勝手も良さそうで海外では人気の出そうな機種だなあという感じがしました。ただ日本国内でと考えると「C101PA」の方が圧倒的に優位だなという感じです。

私自身、「C101PA」を普段使っているわけですが、ネットやメールとか簡単なことなら全然問題はないんですよね。しかしブログを書こうと思うと、私の作業的には11インチ以上あった方がいいと感じますので、何かしら腰を据えて作業することを考えている方は「C330」を選ぶ方が良いんだろうと思います。

私はもともと、「Acer CB3-131」という11インチのChromebookが初めてのChromebookでしたし、それでブログを書いていたときにはそこまで不満も感じていませんでしたから、やっぱり何かしらをしたいと思うと「C330」の方が良いんじゃないでしょうか。

「C330」に対して、タブレットとして使うことを考えてみたり、軽い小さいが正義!と思う場合には「C101PA」に勝てる機種は今のところないと思います。

いずれにしても諸々4万円程度で購入できるChromebookですので、Chromebookを試してみたい!という方にはちょうどいい機種であることに変わりはないんじゃないでしょうか。

ということで、こんな感じでダラダラとしてしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。

現時点では「ASUS C101PA」は公式サイトの他にアマゾンでも購入が可能です。
「Lenovo C330」は米国Amazon.comから直送に対応しています。