NECが「Chromebook Y2」を発表。GIGAスクール構想に基づく文教向けLTE対応モデル

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ついに国内メーカーのNECが、GIGAスクール構想の実現に向けて、LTE対応モデルを含む「Chromebook Y2」を発表しました。

製品の出荷は2020年6月下旬の予定となっています。

ひとまず、「NEC Chromebook Y2」のスペックについて。

目次

スペック

 
NEC Chromebook Y2
ディスプレイ 11.6インチ
1,366 × 768
CPU Celeron N4020
RAM 4GB
内部ストレージ 32GB
外部ストレージ microSD
カメラ
イン・アウトあり
ポート USB-C ×2
USB-A ×2
その他
LTE対応モデルあり
価格 オープン

このようなスペックとなります。

教育向けの11.6インチとしては、スタンダードなモデルだと思いますが、CPUがGemini Lake Rとなっているため、教育現場での使用であれば十分すぎる性能を有していると思います。

RAMとストレージも標準的な容量ですし、これなら困ることはなさそうですね。

ただ、現時点で公開されている情報の中では、MILスペックなどの堅牢性に関する記載が見つけられませんでしたが、前モデル「Chromebook Y1」ではMIL-STD 810Gに準拠し、落下試験クリアや防滴キーボードを搭載していましたので、「Y2」も同様だと思われます。

あと気になるところとしては、スタイラスペンの有無についての記載がないところですが、これも前モデルでは不要と判断しているようなので、「Y2」にもなさそうですね。

おそらくこのモデルで特長的なのは、LTE対応モデルがあることで、例えば校外学習などで外でも使うことはできますし、何らかの事情でWi-Fiを使えない場合などには、対応策として搭載されていれば安心だと思います。

なお価格については、オープン価格ということになっています。

まとめ – あくまで文教向けです

前モデルとなる「NEC Chromebook Y1」と同様で、NEC独自の教育クラウド「Open Platform for Education」を組み合わせたデバイスですので、単純に機種のスペックだけで語るものではありません。

その点だけは、注意していただければと思います。

とは言うものの、これまでに投入される教育向けのChromebookはイマイチなものが多かったのは正直に思うところですが、性能面で見ても「NEC Chromebook Y2」は結構頑張ったんじゃないかなと思います。

とくにLTE対応モデルはこれまでに機種が限られていましたので、ここで投入してくるというのは面白い選択肢ですし、学校の方針によってはアリだと思います。

いずれにしても、これで国内メーカーも遅れずにChromebookを出してきたということなので、これからまた楽しくなりそうですね。

今回の「NEC Chromebook Y2」およびGIGAスクール構想に関するNECの発表については、プレスリリースをご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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