Googleは、Appleの”Airdrop”のようなデバイス間のファイル転送機能”Nearby Share”を現在開発中という話は出ており、すでにChromebookのChrome OSやAndroidにも搭載されるべく進んでいることがわかっていました。
さらに新しい情報によれば、そもそもChromeブラウザがインストールできるデバイス、つまりWindows、macOS、Linux、もちろんChrome OSのほぼ全てで機能する可能性があるようです。
先日、Chrome OSのCanaryチャンネルに”Nearby Share”のフラグが登場しており、Twitter上でスクリーンショットが公開されています。
さらにコミット上では、すでにChrome OS以外でChromeブラウザからフラグを有効にする方法が示されていました。
[Nearby] Add nearby-onboarding-page WebUI component This component will be embedded into chrome://os-settings (on CrOS),
chrome://settings (on Linux, macOS & Windows) and standalone dialogs via a new chrome://nearby page (added in later CLs). It is written in Polymer2 to be embeddable to CrOS settings.
Chromium Gerrit
現時点では、Chrome OS以外にまだ設定にアクセスすることはできませんが(Canaryなら行けるかも)、このコミットによってもChromeブラウザが動作するOSであれば、どれでも”Nearby Share”機能が使える可能性を示しています。
また、この”Nearby Share”についてはAndroid 11に統合されることがTwitterの投稿から明らかになっています。
もし本当にAndroid 11で機能統合することになれば、Androidデバイスやその他ChromeブラウザがインストールできるPCと自由にファイル転送ができるようになるため、データのやり取りが非常に楽になる可能性があります。
私もiPhoneで撮影した写真や動画などをAirdropでMacBook Proに転送するのがラク過ぎて離れられないのですが、AndroidとChrome OS等でも同様のことができるのであれば、かなり魅力的というか捗る話になりますね。
ちなみに”Nearby Share”は、Blutoothとデバイス間のWi-Fiを利用したファイル転送機能となるようです。
今年の夏以降にリリースされるという話もありますので、引き続き情報を追っていきたいと思います。