2021年8月頃にリークされた情報では、Googleが開発中の折りたたみ式スマートフォン「Google Pixel Fold」は年内に発表される可能性を伝えていましたが、新しい情報によれば2022年にリリースされる計画に変更されたとしています。
変更された理由については定かではありませんが、もともと”passport”と呼ばれるコード名で開発が進んでいたものが、”pipit”という新しいコードネームに変更(デバイスを移行?)したことが影響しているようです。
同じように開発中のコードネームが変更されたことは、Chromebookタブレットデバイスの「Google Pixel Slate」でも行われリリースが遅れています。
そして今回の情報では、Googleカメラアプリのリリースに関するファイルを調査したところ”pipit”と呼ばれるデバイスが「Pixel 5」などと同じカメラセンサーを使用するように設定されていることを突き止めました。
つまり、「Pixel Fold」には「Pixel 6」シリーズで採用された新しいGN1センサ(Samsung)ではなく、おそらく「Pixel 3」以降ずっとメインカメラに使われていた12.2MPのIMX363(Sony)が搭載されるようです。
また「Pixel Fold」には8MPのIMX355が2つ搭載され、それぞれ”inner”と”outer”とタグ付けされていることも報告しています。これまでのPixelスマホはIMX355が自撮り(フロント)カメラとして使われているので、折りたたんだ状態でも開いた状態でも同じ性能のカメラで自撮りができるようになります。
そしてもう一つ、12MPの超広角カメラIMX386が搭載される可能性もあるとしています。
新モデルの「Google Pixel 6」シリーズに比べてカメラのスペックは落ちることになりますが、これまでのフォルダブルデバイスはハイエンドスマートフォンと同じカメラを採用していることはなかったので、Googleが同様の選択をしても不思議ではありません。厚みが増してしまう可能性もあるので、仕方ないところかもしれませんが。
ただ、カメラの性能が落ちたとしても今までの「Pixel」スマホと同様に機械学習により綺麗な写真を撮影できることが期待できますので、大きな問題はないと思います。
「Pixel Fold」は2022年のいつリリースされるかわかりませんが、タブレットや折りたたみデバイスの新しいサポートが追加されたAndroid 12Lのリリース以後になると予想されます。
Source : 9to5Google