みなさんこんにちは、へれん(@Helen_Tech)です。
OSがAndroidになってから、あまり手のかからなくなったBlackberryですが、正直日本語入力は苦手なようですね。
Classicよりはかなりマシになりましたけど、まだまだこの点について困っている方も多いかと思います。
先人たちが色々と開拓してくれたおかげで、Classicの頃よりも情報がたくさんあるので助かりますがあまり更新されてない情報もあるようだったので、現時点で日本語入力がどんなもんかを改めて見てみることにしました。
もともとATOKの買い切り版を使っていたんですけど、Passport版の方が使い勝手が良いけど金がかかるし、かと言って純正キーボードではストレスが半端なかったので、いろいろ調べてみました。
その結果、私個人としてはGoogle日本語入力を採用し、Layout for KEYoneを利用することが安価で入力に大きな不満もないと思いましたので、ざっくりと紹介していこうと思います。
といってもGoogle日本語入力についてはいまさら取り上げることもないと思いますので、Layout for KEYoneを中心にいきます。
ちなみに書いていくうちにどんどん情報が増えてしまいましたので、必要なところだけ読み進めて貰ったほうが良いかもしれません…。
Layout for KEYone
名前のとおり、このアプリはBlackberryKeyOne専用で、キーボードのレイアウトを変更するアプリです。
こんなやつですね。
既に設定されているキーマップへと変更するため、自分の好みのレイアウトに変更されるわけではありませんが、下記のようなキー割当変更が行われるので、使い勝手は大きく向上します。
- 左シフト → CTRL
- 0 → カーソル左
- SYM → カーソル右
- $ → - (マイナス)
- alt+0 → 0 (数字の0)
- alt+SYM → SYM
- alt+$ → 日本語モードと英数モードの切り換え
- alt+I → $
- shift+$ → ¥ (バックスラッシュ/円記号)
こちらはGoogle日本語入力でのキーレイアウトになります。
またキー機能も行き届いておりまして、
- ctrl+POIU アルファベット変換・カタカナ変換など
- ctrl+KL 文節の切り直し
- カーソルキー左右 文節の移動
- SYM 記号パレット呼び出し
- alt長押し 絵文字キーボード呼び出し
といった機能を利用することもできます。
個人的にはカーソル移動と絵文字がありがたいですかね。
あと変換もalt+$なので、Enterを押して勝手に決定されてしまうという事故もなくなります。
意外と変換がめんどくさいマイナス(長音)記号もひとつのキーだけで出せるというのも便利です。
これだけで純正キーボードよりも痒いところに手が届いているアプリになっていると思います。
使い方もとてもシンプルで、アプリを起動したらキーボードレイアウトの「_for Google日本語入力」というのを選択するだけ。一度選択すれば、アプリを終了させてしまっても問題なく動作します。
ただAndroidOSの挙動によっては設定が解除されてしまうことも多々ありますが、その際はまたアプリを起動して選択すれば復活します。
この辺の使い勝手はOS次第ということなので仕方ないですね。
といっても2〜3タップで設定ができるので問題はないかと思います。
そしてBlackBerryならではなところかもしれませんが、CTRLキーが存在することになるので、CTRLと組み合わせるショートカットも利用可能になります!
一応、BlackberryKYEOneがCTRL+○○で使用できるショートカットも書いておきます。
Ctrlショートカット
ちなみにKEYOneはCTRLキーだけは設定画面から設定することも可能です。
その場合、左Shiftもしくは右ShiftがCtrlキーとして扱われます。
- Z (一つ前に戻る)
- Y (やりなおし)
- X (切り取り)
- C (コピー)
- V (貼り付け)
- B (太字にする)
- U (アンダーライン)
- I (イタリックにする)
- a (すべて選択)
このようなショートカットが可能になります。
もしかしたらこれ以外にも色々できるかも…おそらく実用的なものと公式に掲載されているものはこんなところです。
それ以外のショートカット
これはLayout for KEYoneとは関係ないのですが、知っておくと便器な物理キーボードの機能です。
アプリやブラウザを見ているときに使用可能なショートカット、というよりキー機能は、
- T(画面最上部に戻る)
- B(画面最下部に移動する)
- スペース(下にスクロール)
- Shift+スペース(上にスクロール)
このような感じ。
時折、iPhoneのように一発で最上部に戻る手段がない…のような意見を聞きますが、KEYOneはできるんですよね。
ちなみにブラウザアプリのChromeでしか使えないショートカットもあるようですが、そこまで書くとややこしいかも。けど一応書いておきますね。
ブラウザアプリ「Chrome」で使えるやつ
とはいってもChromeに搭載されているキーボードショートカットはほぼ使用できるようです。
Chromebook&Chromeboxを使っている方ならお馴染みのショートカットですね。
- alt+D(URLバー選択)
- alt+T(画面最上部に戻る)
- alt+B(画面最下部に移動)
- ctrl+N or T(新しいタブを開く)
- ctrl+W(タブを閉じる)
- ctrl+F(ページ内検索)
こんな感じです。もしかしたら一部の機能はURLバーを選択した状態でしか使えないかもしれませんが、私が試した限りCtrl+Fの検索機能以外はどの状態からでもショートカット可能なようです。
まとめ
後半はLayout for KEYoneはあまり関係なくなってしまいましたね、すみません。
とはいっても、Layout for KEYoneを導入することで基本的な文章入力作業は改善され、Blackberryらしい快適さを手に入れられると思います。
また、今回はGoogle日本語入力を利用した説明をしていましたが、ATOK(買い切り版もパスポート版も)でもLayout for KEYOneは利用できます。
ただ開発者の方はATOKのPassport PRO版との組み合わせをオススメしているようですが、個人的には割りと金もかかってしまうので、出来る限りコストを抑えるとGoogle日本語入力との組み合わせが一番安定かなあと思っています。
ちなみにLayout for KEYOneですが、GoogleのPlayストアで500円買い切りで入手することができます。
快適な文字入力を手に入れるための出費は500円で済むので、導入してみてはいかがでしょうか?
あとはショートカットになれると、本当に便利ですよ!