Googleは公式ブログ(Google Workspace Update)にて、3月24日からWeb上のGoogle Chatとプログレッシブウェブアプリのデザインを変更することを伝えています。
この変更によって、Google ChatのインターフェースがGmailに近いデザインとなるため、一貫性のある使い勝手となります。
今回の変更では、デザインだけでなく機能も追加されています。
- チャットルームの上部にあるタブから共有ファイルとタスクにアクセス可能
- Gmailのように、右側にクイックアクセスサイドパネルを追加
- 既存の会話の検索や新しい会話を開始する人の検索が、左側のナビゲーションにある「+」の下に表示
- 上部の検索バーからすべての部屋とダイレクトメッセージの内容を検索可能に
- 左側のナビゲーションバーの「チャット」と「チャットルーム」セクションが固定されるので、スクロールが簡単になって、各セクションの高さを変更できるように
- 「チャットルーム」とDMの両方で、フルスクリーンビューとポップアップビューの切替が可能に、複数会話の表示に対応
- Google Meetとの統合によりチャットから直接参加、通話を開始できるように
Gmailと同じような画面と機能を使うことができるようになり、とくに複数会話の表示に対応したことで、これまでよりもやりとりがスムーズに行えるのが嬉しい変更点です。
Google Chatのインターフェース変更は、2021年3月24日から順次ロールアウトしていき、全てのGoogle WorkspaceユーザーとG Suite Basic、Businessのユーザーが利用可能です。
さらに今回の変更とは別に、Google ChatとGmailのチャットのオプションに通知頻度のカスタマイズが追加されています。

これまでは、Google Chatの全般設定として通知のオン・オフのようにしかできませんでしたが、新しい変更ではチャットごとに通知設定を行えるようになります。
- 常に通知:すべてのメッセージの通知が届き、新しいメッセージにはバッジが表示
- 通知を減らす:直接メンション、@all、フォロースレッドの通知とバッジを表示。さらにスレッド化されたルームの新しいスレッドの通知を受け取るオプションもある
- 通知オフ:通知は届かないが、ダイレクトの場合はバッジが表示されます
チャットやルームごとに設定できるようになるため、積極的に関わっているものやそうでないものの通知をコントロールしやすくなるのは嬉しいですね。
こちらは2021年3月22日から順次ロールアウトしていき、全てのGoogle WorkspaceユーザーおよびG Suite Basic & Businessユーザーが利用できます。
詳しくは、Google Workspace Updateをご覧ください。