2020年にカナダのOnwardMobilityがBlackberryブランドのスマートフォンを製造することになり、本来であれば2021年に登場することが期待されていた新しい「Blackberry 5G」スマートフォンでしたが、様々な問題が生じたことを理由によってリリースが遅れていることが先月報告されています。
先月の報告では、”今月から定期的なアップデートを提供し、市場に投入する”という意欲を見せていたわけですが、その後はまた音沙汰ない状況が続いていました。
ところが今回、Android Police(およびCrackBerry)からの情報によると「5G Blackberry」スマートフォンのプロジェクトが進んでいないことが明らかになりました。
この理由について、サプライチェーン関連の遅延が続いていること、Blackberryが今年始めにモバイル関連の特許を売却したことなどによるBlackberry側の思惑の変化、それに伴いOnwardMobilityが「Blackberry」のブランド名を使用するライセンスがキャンセルされたことなどがあるとしています。
ともかく、事情はどうあれ少なくともOnwardMobilityから「Blackberry」の名を冠するスマートフォンが登場することはなくなったことだけは確実と言えそうです。
ただ、「Blackberry」の名前がなくてもスマートフォンをリリースする可能性は残されていますが、プロジェクトが進んでいないという報告からわかるとおり、これを継続するかどうかはわかりません。
先月にはBlackberry OSおよびBlackberry 10サービスが終了しているわけなので、一時代を築いた「Blackberry」ブランドのスマートフォンが今後どうなっていくかは気になるところです。
Source : Android Police