SteamをサポートするChromebookの最初のリストが明らかに

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2年以上前からChromebookなどのChrome OS デバイスでは、Steamを介したゲームを公式にサポートすると言われていましたが、これまで期待が高まるばかりで中々動きが表に出てきませんでした。

しかし今回、9to5Googleが発見した情報によれば、最近投稿されたコード変更のなかでGoogleがSteamをサポートするChromebookの最初のリストと最小要件が決定していると伝えています。

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まず、現時点において最小要件とされているスペックは、インテル第11世代のCore i5もしくはi7プロセッサ、7GBRAM以上のスペックが必要とされています。

サポートされるChromebookの初期リストは以下のとおりです。

  • Volta : Acer Chromebook 514(CB514-1H)
  • Volet : Acer Chromebook 515
  • Voxel : Acer Chromebook Spin 713(CP713-3W)
  • Delbin – ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)
  • Drobit – ASUS Chromebook CX9(CX9400)
  • Elemi – HP Pro c640 G2 Chromebook
  • Libdar – Lenovoの未発表Chromebook

主にAcerとASUSのChromebookですが、インテル第11世代を搭載している機種が対象です。

ただ、以前報告されたようにRGBキーボードを搭載する(ゲーミング)Chromebookがリストに含まれていないことやインテル第10世代プロセッサやAMDプロセッサでSteamがテストされた事実があること、Nvidiaが開発に協力しておりChromebookでdGPUを使用できる(dGPUを搭載したChromebookが登場する)可能性があるなど、今後対象機種が拡大していく可能性は十分にあります。

グラフィックスの点で言えばインテルも協力している節があるので、まず間違いなく対象機種は増えていくと思われます。

なお、開発者がコード変更にともなうコメントの中で、リリースについて明確なタイムラインがあることを匂わせることを書いています。具体的な時期は不明ですが、上記のChromebookのリストから察するに年内には登場する可能性が高いと予想されます。

今年は通常のハイエンドChromebookだけでなく、Steamの公式サポートとゲーミングChromebookの登場も期待できそうで、面白い年になりそうです。

…とは言え、日本でこれに当てはまるChromebookとなると10万円は確実に超えると思われますので、そこまでするならと思わなくもありません。このあたりも含めて期待したいところです。

Source : 9to5Google