Blackviewが5G対応の「BL8800」シリーズをリリース。サーマルカメラ搭載モデルも

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.
blackview-release-bl8800-series-00

堅牢性重視のスマートフォンを数多くリリースしている中国のBlackviewから、新モデルとなる「Blackview BL8800」シリーズが正式に発表されました。それに伴い、公式ストアがAliExpressにて販売(取扱)を開始しています。

「BL8800」シリーズは「BL8800」と「BL8800 Pro」の2モデル展開でどちらもミッドレンジのスペックに5Gをサポートしており、フラッグシップモデルという立ち位置のデバイスです。さらに「BL8800 Pro」にはFLIRの熱画像技術(サーマルカメラ)が搭載されている点も大きな特長です。

目次

Blackview BL8800 Series

採用されているカメラを除くと、基本的な仕様は「BL8800」と「BL8800 Pro」は共通しています。

ディスプレイは6.58インチ(2408×1080)のIPSディスプレイ、CPUにはMediaTekのDimensity 700を採用して5Gをサポート。8GBRAMと128GBストレージを搭載したミッドレンジスマートフォンです。

Dimensity 700はSnapdragon 730あたりと近いベンチマークスコアとなっているため、日常使いや負荷の大きなゲームでなければ問題なく、実用的な性能となっています。

特長

そして「BL8800」シリーズももちろん米国軍用規格MIL-STD-810Hに準拠し、1.5mからの落下テストクリア、IP68&IP69Kの防水性能といった堅牢性も変わらず、アウトドアからハードな環境における作業時でも安心となっています。

本体の外装も金属フレームやソフトラバー、角部分にゴム、充電口にはキャップがあるなど、とにかく壊れにくいデバイスとなっていて、これが「Blackview」のウリでもあります。

続いて、本シリーズの特長であるリアカメラについて「BL8800 Pro」にはサーマルFLIR(FLIR Lepton サーモグラフィ)を内蔵しており、周囲の明るさに関係なく熱源の位置を特定して画像に変換、リアルタイム表示&計測が可能となっています。

普段使いでは使い余しそうですが、アウトドアなどでの安全対策だけでなく電気や配管周りのチェックなど使い方は多々ありそうです。なおFLIR Lepton以外は50MPメインカメラと2つの2MP深度カメラ、5MPサーモグラフィカメラのクアッドカメラ仕様となっています。フロントカメラは16MPです。

もう一方の「BL8800」にはサーマルではなくIR暗視カメラが搭載されていて、カメラの仕様もわずかに異なります。

こちらは20MPのIR暗視カメラ、50MPメインカメラ2MP深度カメラ、8MP超広角カメラのクアッド仕様です。この他に共通したポイントとして8,380mAhの大容量バッテリー、モバイルバッテリー機能、冷却システムの改善などがあります。

なお、OSはAndroid 11ベースのDoke OS 3.0となっているため、GoogleのAndroidアプリ(Playストア)を利用することが可能です。Doke OS 3.0も使いやすさを重視したデザインへと変更されているようで使い勝手の向上に期待ができます。

対応バンド

対応バンドは「BL8800」と「BL8000 Pro」は共通しており、以下の4G/5Gバンド帯で使うことが可能です。

  • 4G-LTE: 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28AB/30/34/38/39/40/41/66
  • 5G: 1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78/79

日本国内ではソフトバンクやドコモの4G回線であれば問題なく利用可能で、5Gも同様ですが使えるエリアがまだ限られているのが最大の難点でしょうか。

価格

最後に価格について、現在はAliExpressで取り扱いがあり「BL8800」は499.99ドル(約66,000円)、「BL8800 Pro」は599.99ドル(約79,000円)となっていますが、5月23日〜27日の期間中は「BL8800」が219.99ドル(約29,000円)、「BL8800 Pro」は269.99ドル(約36,000円)とセール価格になる予定です。

しかし、記事執筆時点でのドル円換算と関税等を加えるとなかなかのお値段になってしまうことに注意してください。

それでも堅牢性を含めた機能面ではユニークなデバイスに間違いはないため、アウトドアや職場環境などで、とにかく丈夫なスマートフォンが欲しい人やサーマル・IR暗視を活用したい人は検討してみてはいかがでしょうか。

仕様・スペック

OSDoke OS 3.0
based Android 11
ディスプレイ6.58インチ IPS
2408×1080
CPUMediaTek Dimensity 700
RAM8GB
内部ストレージ128GB
リアカメラ[BL8800]
50MP+8MP+2MP+20MP(IR暗視)

[BL8800 Pro]
50MP+5MP+2MP+サーマルカメラ
フロントカメラ16MP
ネットワーク4G/5G
Wi-Fi
Bluetooth 5.1
ポートUSB-C
バッテリー8,380mAh
33W急速充電
モバイルバッテリー機能
その他指紋センサ
MIL-STD 810H
IP68&IP69K 防水
サイズ176.2×83.5×17.7mm
重さ365g
  • URLをコピーしました!

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

目次