ChromeOS 105の新機能でバッテリー駆動時間がわずかに改善されるかもしれません

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現在、ChromeOSのCanaryおよびDev ChannelではOSのバージョンが105に到達し、103から比べて新たな機能の追加や改善などが行われています。このうちChromeOS 105になって追加された新機能によって、Chromebookのバッテリー駆動時間が改善されて延びる可能性があることが報告されました。

現在、ChromeOS 105(Dev)にてブラウザで開いてはいるが使用していないタブのJavascriptの動作に影響を与える「Quick intensive throttling after loading」というフラグが追加されています。

Quick intensive throttling after loading

For pages that are loaded when backgrounded, activates intensive throttling after 10 seconds instead of the default 5 minutes. Intensive throttling will limit wake ups, from setTimeout and setInterval tasks with a high nesting level and delayed scheduler.postTask tasks, to 1 per minute.

chrome://flags#quick-intensive-throttling-after-loading

機能の説明を正確にお伝えできないので割愛しますが、この機能が有効になることでChromebookのバッテリー寿命が約10%延長されることが期待できます。

とは言うものの、実際の状況でどの程度の改善が見られるかはわかりませんし、現時点ではCanaryとDevのみで試すことができ、少なくとも数週間はStableに到着することはないと予想しています。なお、この変更はChromebookに限らずデスクトップ版Chromeブラウザにも反映されるため、Chromeブラウザを使っているデバイス全体に影響を与えることになります。

機能が充実する反面、パワーやバッテリーを食うことになるので悩ましいところですが、こうした変更によって改善してくれることはありがたいですし、期待したいところです。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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