Google I/O 2022にて来年リリース予定とされているAndroidタブレット「Pixel Tablet」が、Android 13の64bitのみのバージョンで実行される可能性があり、32ビットのサポートを終了するデバイスのうち一つとなる可能性が報告されました。AppleはiOS 11以降、64ビットのみのサポートに切り替えていましたが、Androidでは32ビットを引き続きサポートしています。
Googleは現在「Tangor」というコードネームのデバイスに向けにAndroid 13の64bitのみのビルドをテストしていることが伝えられています。「Tangor」は「Pixel Tablet」を示すコードのため、今回のような話が出てきました。
64bitへの移行は待ち望まれていた動きで、Googleは2019年からPlayストアでリリースされるアプリは64bitバージョンにすることを義務付けていましたので、ユーザー側では移行による問題はほぼないと思います。
ARMが将来的にモバイルチップセットから32bitアプリケーションのサポートを終了するという計画もありますので、Android側も64bitのみとするタイミングにちょうど良かったと言えますね。
しかし現時点では公式発表などはありませんので、今後どうなるかは不明です。ちなみにPixel Tabletに搭載されるTensorチップセットは32bitをサポートしています。
Source: Android Authority