AMDが Chromebook 向けに新しいRyzen と Athlon 7020CシリーズAPUを発表

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AMDはChromebook向けにパフォーマンスとバッテリー駆動時間を向上させた新しい6nm Ryzen 7020Cシリーズと Athlon 7020Cシリーズを発表しました。

Ryzen 7020Cシリーズには、Ryzen 3 7320C と Ryzen 5 7520Cの2つがあり、どちらも4コア8スレッド、6MPキャッシュ、15W TDP、Radeon 610M グラフィックスを備えています。

もう一方の新しい Athlon Sliver 7120C および Athlon Gold 7220C は、最大5MBのキャッシュと15W TDP、Radeon 610M グラフィックスを備え、2コア4スレッドまたは2コア2スレッドを搭載しています。

発表では、例えばRyzen 3 7320Cでは競合するARMベースのチップと比較して最大で1.8倍高速なパフォーマンス、インテルのCPUと比較して約15%のパフォーマンス向上、さらにバッテリー駆動時間は17時間以上になるとしています。

実働では下回ることは確実ですが、少なくとも公称値ではMediaTekのKompanioやインテルのCore i3-N305並みにバッテリー駆動時間がもち、パフォーマンスもそこまで悪いものではないことが期待できます。

また新しいチップセットは、バッテリー駆動時間とパフォーマンスの改善だけでなく、Wi-Fi 6やBluetooth 5.2、LPDDR5 RAMのサポート、Radeon 610Mグラフィックスのおかげで最大3台の4K60Hzディスプレイ出力が可能になります。

なお、今回の発表からDELLが第2四半期中に、ASUSも今後数ヶ月以内に新しいChromebookを発売する計画があることが明らかにされました。このうちDellのモデルは以前発見された「Dell Latitude 3445 Chromebook」です。ASUSからは「ASUS Chromebook CM34 Flip」がリリースされ、アスペクト比16:10を採用した14インチ、タッチスクリーン対応のコンバーチブルタイプで、最大Ryzen 5 7520Cを搭載する予定です。

今後も各メーカーからリリースされることが期待されますが、AMDのチップセットの電源接続時とバッテリー駆動時に性能差が生じる問題については解決されているかは定かではありません。これは正直、あまり期待できないですけどね。

詳細はAMDのプレスリリース(英語)をご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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