Samsung はこれまで独自チップセット Exynosをフラッグシップスマートフォンに搭載していましたが、今年リリースされた「Samsung Galaxy S23」シリーズからはExynosではなく Snapdragon 8 Gen 2 プロセッサのみを採用しています。それに伴いキャンセルされたことが報じられていたExynos 2300 チップセットでしたが、現在Geekbenchにベンチマークが登場したことが報告されています。
Notebookcheckによると、GeekbenchにExynos 2300を搭載した SM-S919O と呼ばれるデバイスが掲載されましたが、市場で展開されているどのデバイスとも合致せず、プロトタイプであることを示しています。

ベンチマークは Geekbench ML Score の結果で、Exynos 2300 は2.6GHzのメインコア、2.59Hzの4つのパフォーマンスコア、1.82GHzの高効率コアの9つで構成されていることが確認できます。ただ、Exynos 2300 自体はキャンセルされているため、これを搭載するデバイスは今後登場することはありません。
なお、Samsungは10コアアーキテクチャを搭載すると言われる Exynos 2400の開発にすでに取り組んでいるとされ、こちらは来年リリース予定の「Samsung Galaxy S24」シリーズの特定のデバイスに搭載される可能性があります。
いずれにしても、日本国内でリリースされるフラッグシップモデルはQualcomm Snapdragon を採用したモデルがほとんどのため、あまり影響はないかもしれません。
Source Geekbench