Googleが今年10月に発表を予定している次期「Pixel 8」に関して、Qiワイヤレス充電の承認を得たことが報告されましたが、残念ながらワイヤレス充電速度は向上しておらず、新しい規格もサポートしていないことも確認されました。
デバイスがQi充電と互換性があることを公表するためには、WPC(Wireless Power Consortium)の承認を得る必要があります。これはBluetoothや日本でいう技適など規制措置の一つという扱いです。
昨年リリースされた「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」も当然承認を得ていますが、あちらは発売から1週間以上立つまでWPCの公式サイトに掲載されておらず、今回の「Pixel 8」は発表の数ヶ月前に掲載されたことになるため、珍しいタイミングでの掲載となりました。
9to5Googleによれば、型番が GKWS6 となっている Google Pixel 8 がQi認定リストに登場したことを確認しています。このリストでは、デバイス名や型番のほか、ワイヤレス充電速度なども記載されています。このリストから「Pixel 8」は現行の「Pixel 7」と同じ最大12Wのワイヤレス充電をサポートすることが明らかになりました。
さらに記載されているQi規格のバージョンが 1.2.4 となっていることから、「Pixel 8」には最近発表された Qi2 規格が搭載されていない可能性があります。新しい規格は、Apple の Magsafe に基づいて構築されており、マグネットを使用してデバイスがQi充電コイルと適切に位置を合わせることができるというものです。
この規格は今年1月に正式発表されたばかりなので、それ以前から開発の進んでいた「Pixel 8」に搭載されない可能性は高いと思います。しかし現行「Pixel 7」から特に変更がないことは、少々残念に思います。一方、「Pixel 8 Pro」に関してはWPCにまだ掲載されていないため、期待薄ではありますが可能性としてはあると思います。
Source 9to5Google