現在、AndroidスマートフォンのほとんどのハイエンドデバイスはQualcommの最新チップセットを搭載していますが、2024年以降に登場すると言われているSnapdragon 8 Gen 3 は、そのコストによって搭載するスマートフォンの値上げに影響する可能性があることが伝えられています。
この情報は信頼できるWeiboのリーカー Digital Chat Station によるもので、Qualcommの次期Snapdragon 8 Gen 3 の価格が「少し高い」と述べました。
最近のSnapdragon 8 Gen 2を搭載する新しいデバイスが、米国の価格設定が過去のモデルと変わっていなくても一部市場でかなり高めの価格設定なっており、これは8 Gen 2のコストが上がったことが影響しているようです。
しかし、Snapdragon 8 Gen 3 の場合はそもそものコストが高いとしており、一部のAndroidスマートフォンメーカーが2024年のリリースに向けて、Gen 3 ではなく Gen 2を再び搭載することや、MediaTekのチップセットを搭載することを検討していると言われてると言われています。
また、Digital Chat Stationによれば、Snapdragon 8 Gen 3 の競合となるMediaTek Dimensity 9300は、最新のImmortalis GPU と 4つのCortex-X4コアと4つのCortex-A720コアを搭載し、最大9.6GbpsのLPDDR5T RAMをサポートする可能性があることをリークしています。そうすると、コストを抑えつつ性能も犠牲にしないという選択をする場合、Snapdragon ではなく MediaTekのチップセットを搭載するデバイスが増える可能性もあります。
なお、Qualcommは今年も10月にSnapdragon 8 Gen 3をハワイで発表すると思われますが、山火事の影響などによってイベントの延期や場所の変更などがあるかもしれません。
Source Weibovia Android Authority