Google は Chrome のパスワードマネージャーの新機能として、パスワードなどの認証情報の共有機能の開発に取り組んでいますが、新しい報告によれば、この機能はGoogleのファミリーグループに登録されたメンバー(家族)に限定される可能性があるようです。
これまでは、同じアカウントでChromeのパスワードマネージャーを使っていればデバイスに関係なくアクセスできるようになりますが、そのアカウント以外にパスワードを共有したい場合、手動でコピーして貼り付ける以外に方法はありませんでした。
しかし、新しく共有機能の開発に取り組まれいることが報告されて以降、より手軽にパスワードを共有できる方法として期待されています。一方で、手軽になることで関係のないユーザーに共有してしまう可能性も考えられます。
今回の報告では、Google は Chrome で複数のユーザー間でパスワードを共有する新しい方法に取り組んでおり、パスワードを送信できるユーザーに制限を設けることで誤った共有を防ぐ狙いがあるようです。そして、この機能はGoogle ファミリーグループのメンバーのみに限定される可能性が高いことを伝えています。
Leopeva64 が共有したデモ動画では、すべてのパスワードが共有されるわけではなく、他のメンバーに共有するパスワードをちゃんと選択することができます。パスワードマネージャーからパスワードに移動して、選んだ認証情報を[Share]することでファミリーグループのユーザーに共有されるようです。なお、ファミリーグループがない場合はダイアログにパスワードが共有できるのはファミリーグループのメンバーのみと表示されるようです。
まだ開発中の機能ですので最終的にどうなるかはわかりませんが、これが他のアカウントにも共有できるようになれば便利ですので期待したいところです。
via Android Police
