昨年の夏にも同様の記事をまとめていますが、すでにいくつかのモデルでは新しいものが出ていたり、過去の機種となってしまったものもいくつか紹介していました。
また、今回は公式から英語配列を選択できるノートパソコンに限ることにしたうえで、私が個人的におすすめできそうなものをピックアップしていこうと思います。
そのため今回も、英語配列を選択できるキーボードすべてを網羅するわけではないことをご承知くださいませ。
DELL
公式から英語配列を選択できるメーカーと言って、まず思い浮かぶのはやっぱりDELLじゃないでしょうか。
XPS 13 (9380)

これは昨年の記事でも登場していますが、13インチモデルが1月末のCES2019でアップデートされまして、型番が「DELL XPS 13 9380」と新しくなっています。
このモデルは、昨年までのモデル「9370」の欠点とされたフロントカメラの位置が下部から上部へと移され、スペックも最新世代CPUとなるwhisky Lakeを採用して高次元でバランスの取れた良機種となっています。
また新たに第8世代のCore i3-8145Uを採用した低価格モデルも登場しています。
個人的には4kタッチ対応のプラチナハイエンドあたりが良いと思いますが、バッテリーの持ちや13インチというサイズ感に4kタッチが必要かどうか、予算との兼ね合いを考えると、フルHDのプラチナでも十分な感じがします。
ちなみに、私個人としては15インチの「XPS 15 9570」も大変に捨てがたいと思っていますが、一部のウワサでは今年の5月に新モデル「9580」が出るんじゃないかという話もあったりするので今買うかどうするか…。
とはいっても、現時点での「9570」もほぼ完成されていると思いますので、すぐにでも15インチモデルでハイスペックなノートパソコンが欲しい!と思う方には選択肢として悪くないんじゃないでしょうか。
全然関係ない話ですが、デルアンバサダーのプログラムに当選してまして、過去に「DELL XPS 13 9370」のレビュー記事も書いてたりします。日本語配列でしたが。
ASUS

昨年、ショップ限定の「ZenBook BX310UA」を取り上げていますが、その後の後継機種等では、英語配列モデルとして国内で正規販売はされていません。
しかし、一定数いる需要に応えるため、昨年5月1日のプレスリリースにて「ASUS Store Akasaka」で英語キーボード換装サービスが開始されています。
対象となるシリーズが限られていますが、「TransBook」シリーズと「ZenBook」シリーズが換装サービス対象となっていますので、スペック的にも選択肢として十分な2シリーズかと思います。
もちろん、ゲーミングノートパソコンの「ROG」シリーズには英語配列が存在していますが、当ブログ的にちょっとズレちゃうので今回は取り上げていません。
ちなみに当ブログでも取り上げているChromebookの2機種、「C101PA」と「C302CA」であれば英語配列版を公式に販売していますので、気になる方はそちらもチェックしてみると良いと思います。
ありがたいことに、英語配列モデルのみのモデルを探すことができるようになっていますので、チェックしてみるとよいかな。
VAIO
1月に新機種が発表されていますので、性能面を見てそこからピックアップしています。
VAIO SX14

昨年のまとめでは「VAIO Z」を取り上げていますが、このモデルもなかなか素晴らしい。
第8世代CPUが選択できるだけでなく、4Kディスプレイも選択できるようになって選択肢の幅が広がっていますし、LTE対応モデルも選択肢にあるし、筐体自体も重さわずか1kg程度であったり、13インチクラスのサイズ感と比較的コンパクトだったりと、まさに贅沢なモバイルノートパソコンといった感じです。

ただ、やっぱり価格に大きく反映されてしまっているのが残念といいますか、仕方のないところだと思います。
下位のCore i3モデルであれば、吊るし15万円くらいで購入できますが、4kを選べる最低限のラインでも20万以上になってしまいますので、最上位を選択するとなると、もしかしたら前述しているXPSシリーズなどの方が安価になるかもしれません。
ただVAIOにはVAIOの魅力がありますので、そのあたりをうまく比較しつつ検討するほうがよいかと思います。
もうひとつ、12インチクラスの「VAIO A12」というモデルもありますが、こちらは着脱式キーボードを採用するモデルとなっています。
本当は紹介しようと思っていましたが、Windowsでどこまでタブレットとして活用するのかという疑問が出てしまったので、オススメしきれず今回は選んでいません。
Lenovo
昨年も紹介していますが、やっぱり「ThinkPad X1 Carbon」が一番オススメできそうな感じがします。
ThinkPad X1 Carbon(2018モデル)

価格も熟れてきていますし、何より第8世代のCore i7も選択でき、ディスプレイもFHDだけでなくWQHDが選択可能ですし、LTE対応モデルもあることから、ある意味で今回紹介したVAIOと対するモデルとなっています。
今回もLTE対応モデルでノートパソコンをお探しなら、この「Lenovo ThinkPad X1 Carbon」が最も適しているように思います。
あとはご予算との相談でスペックを考えていけば良いですし、何よりもクーポンがあるため、予想より安価に購入することができるのもポイントが高いと思います。
ちなみにLenovoも多くのモデルで標準日本語配列となっていますが、DELL同様にカスタマイズで英語配列に切り替えることができますので、「ThinkPad X1 Carbon」以外のモデルでも気になるものがあれば、切り替えが可能か試してみると良いと思います。
4K対応でとにかくハイスペックが必要だと思う方は、「ThinkPad X1 Extream」なんかも視野に入ってくると思います。こちらもキーボードは英語配列に変更可能なので、選択肢として悪くないでしょう。
Microsoft
最初、発売しているのかわからなかったのでチャットで確認を取ってみたところ、すでに「Surface Pro 6」と「Surface Go」に関しては、通常素材(合成樹脂)タイプのみ英語配列キーボードを用意しているとのことでした。
ということで今回、新しく発売されている「Microsoft Surface Pro 6」と「Surface Go」をピックアップしておきます。
Surface Pro 6

「Surface Pro 6」は第8世代CPUを採用して純粋なアップデートにとどまったため、良くも悪くも筐体(ポート)には変化が見られず、USB-Cポートなどの採用も見送りになっています。
スペックについてはこんな感じ。

個人的にはi5モデルで十分ですが、8GBRAMしか選択できないため、16GBRAMにするには自動的にi7モデルとなってしまいます。
このあたり、予算との兼ね合いかと思います。詳しくは公式を見て頂ければと思います。
ちなみに英語配列キーボードカバーについては下記を御覧ください。
Surface Go (8GBRAM/128GBモデル)

こちらについては上位モデルに限ってオススメといたします。
というのもご存知の方も多いと思いますが、64GBモデルに使われているストレージはeMMCというSSDでも低速なものなので、より快適な動作をさせたければ上位モデルの8GBRAM/128GBSSDモデルがよりよいというところです。
ちなみに私はこのモデルを購入してレビューしていますので、ご興味があればぜひそちらもご覧くださいませ。
なお現在ではLTE対応モデルも販売が開始しています。
もしモバイル用途として、LTE対応モデルが欲しかった…という方がいらっしゃれば、検討しても良いかもしれません。
ただ、公式のチャットで問い合わせして確認を取っていますが、なぜかPro用と違って英語の選択肢が出ないんですよね…はて?
ちなみに一般的なノートパソコン型の「SurfaceLaptop 2」とハイスペック2-in-1の「Surface Book 2」は英語配列を選べません…。残念。
まとめ
ということで、ここまで簡単に紹介してきましたが、いかがでしょうか。
少しずつ選択肢は増えているとはいえ、やっぱり今年も決まったモデルからしか選べないパターンが多いように思います。
となると、DELLやLenovo、VAIOがWindowsとしては選びやすいところかと思いますし、思い切ってAppleのMacbookシリーズという方法も取らざるを得ないかもしれません。
今後もまた新しい製品で英語配列が選択できるものがあれば、都度追記していこうと思います。
個人的には、DELLのXPSシリーズが良いかなあ。