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1MOREの「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」をレビュー。 小ささに魅力を感じる人向けのワイヤレスイヤホン

review-1more-comfobuds-mini-and-zウェアラブル・周辺機器

1MORE(ワンモア)は中国からスタートしたオーディオ機器メーカーで、今はグローバル展開されていて海外ではヘッドホンブランドとして数多くの表彰を受けており、国内でも受賞やテレビに取り上げられれています。今回は国内外ともに人気が出ているウェアラブルオーディオ製品メーカー1MOREのワイヤレスイヤホン、「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」の実機レビューをしていきたいと思います。

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実機レビュー

まずは「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds Mini」それぞれの基本仕様を紹介しておきます。似たような名称ですが使用目的に大きな違いがあり、それに合わせて性能も大きく異なっています。

基本仕様

ComfoBuds ZComfoBuds Mini
型番EH601ES603
イヤホン重量(片方)2.7g3.7g
厚み7.5mm13mm
サイズ24 × 9.2 × 14.2 mm17 × 15 × 13 mm
ドライバーBA型ドライバーユニットDD型ドライバーユニット
ノイズキャンセリング24dBまでの環境音を遮音40dB QuietMax
アクティブノイズキャンセリング
Bluetooth仕様Bluetooth® 5.0Bluetooth® 5.2
Qiワイヤレス充電非対応対応
連続再生時間
(イヤホン/充電ケース込)
2.5時間/10時間
* BLE: 3.5 時間/14時間
ANC OFF: 6時間/24時間
ANC ON: 5時間/20時間
* BLE: 8 時間
EQMusic/SmoothingSound ID
通話非対応対応
DNN 高精度ノイキャン非対応対応
価格¥9,990¥12,990

「ComfoBuds Z」は、通称「寝ホン」と呼ばれるように邪魔になりにくいコンパクトサイズのため機能は最小限、「ComfoBuds Mini」は軽量・コンパクトかつ普段使いできるようにノイズキャンセル機能を含めて多機能になっているのが特長です。

大きな違いで言えば、「ComfoBuds Z」はANCやワイヤレス充電はもちろん、通話機能(マイク)そのものがないことです。対して「ComfoBuds Mini」はそれらが搭載されているだけでなく、アプリによる細かい設定(ANCの強弱やSound IDによるイコライザ)に対応しています。その分サイズは「Z」よりも大きめですが、一般的なワイヤレスイヤホンに比べてそれでも小さく軽いことがポイントです。また「Mini」は着脱検知(スマート再生)に対応しているため、イヤホンを外せば自動で音楽が停止し、装着し直せば再生されるようになっています。

共通する機能で言えばどちらもペアリング済みのデバイスであれば蓋を明ければ自動でペアリングできることやアプリで快眠音楽を再生できるといったことがあります。

デザイン

それではそれぞれのケースからチェックしていきます。

1MOREの「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」をレビュー。 小ささに魅力を感じる人向けのワイヤレスイヤホン

左側が「ComfoBuds Z」、右側が「ComfoBuds Mini」です。どちらもケース表面の素材感は卵の殻のような触り心地となっていて差は無いと思いますが、形状は異なっています。「Z」が底面に薄くシリコンが貼られて自立&滑りにくい仕様になっていて、「Mini」は寝かせておく感じです(こちらはデザイン、サイズ的にもGoogle Pixel Budsに近い)。

どちらもUSB-Cポートを充電用として備えていますが、「Z」と「Mini」でポートの位置も異なっています。

イヤホン収納部分から見れば「ComfoBuds Z」は背面、「ComfoBuds Mini」は底面にポートがあります。ただ「ComfoBuds Mini」はワイヤレス充電にも対応していますのでポートの位置をそこまで気にすることはないかもしれません。あと充電状態やペアリングで点灯する通知LEDが外側に配置されているため把握しやすいことはメリットです。

ちなみに「ComfoBuds Mini」は側面にペアリング等に使うボタンがあります。

1MOREの「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」をレビュー。 小ささに魅力を感じる人向けのワイヤレスイヤホン

もう一つの「ComfoBuds Z」は外側ではなく蓋を開いたところにボタンがあります。ということで、それぞれのケースの蓋を開いた状態がこちら。

ケースの形状やイヤホンの形状も違うため、当然ながらイヤホンの収納位置なども異なっています。イヤホンの形状はそれぞれ以下のようになります。

どちらも小さめだと思いますが、「ComfoBuds Z」はフラットに近く薄い形状をしているため耳から大きくはみ出さないことが特長です。「ComfoBuds Mini」はタッチセンサが搭載されている影響もあってやや大きめですが、それでも一般的なワイヤレスイヤホンに比べて薄くコンパクトになっています。

使用感と音質

ComfoBuds Z

まず「ComfoBuds Z」のほうが薄いだけあって軽く、耳につけていてもさほど重さを感じません。薄いことで着けたまま横向きになったとしても、枕などとの干渉がそこまで大きくないため一般的なサイズのイヤホンと比べて耳への圧迫感が少ないです。さすが「寝ホン」と言っているだけはあると思います。ただ、小さいことでしっかりと耳に差し込む間隔になるため、イヤホンから受ける圧迫感は多少ありますので、カナル型が苦手な人などは気になるかもしれません。

1MOREの「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」をレビュー。 小ささに魅力を感じる人向けのワイヤレスイヤホン

反対にしっかりハマってくれるため、頭を振ってもポロッと落ちることはありませんし、寝返りを打っても安心です。またノイズキャンセリングはありませんが遮音性に優れているとも言えますので、例えば寝るときに気になる冷蔵庫や空調の音などもうまく抑えてくれます。印象で言えば、イヤホンというよりも音楽が聞ける耳栓といった感じがピッタリです。

音質については、小さい見た目の割に低音もそれなりにしっかりしていて軽いとまでは感じません。ドンシャリ系のようなものでもなくスタンダードな音だと思います。ただ「Mini」のようにアプリからイコライザで調整はできませんので、良くも悪くもといったところ。音に拘りの強い人だと不満があるかもしれませんが、寝る前にゴロゴロしながら音楽を聞くには問題はありません。

唯一の弱点というか、割り切って使わないといけない部分はバッテリー駆動時間で公称値も約2.5時間と短いことです。とは言え、音楽を流したまま寝落ちしてもイヤホンのバッテリーが切れることで音楽再生が止まり、それ以上はスマホのバッテリーを無駄にしないというメリットはあります。長時間使うことに向いていませんので、その場合は「Mini」を選ぶほうが良いでしょう。

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ComfoBuds Mini

続いて「ComfoBuds Mini」ですが、「Z」に比べて大きいですが一般的なイヤホンに比べると小さくて軽いため、装着感は悪くありません。「Z」と違いタッチ操作に対応していますが、再生/停止やアシスタントの起動、モード切り替え(ANCオフ・オン、ヒアスルー)の3つの操作のみが可能となっています。

1MOREの「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」をレビュー。 小ささに魅力を感じる人向けのワイヤレスイヤホン

肝心のノイズキャンセル機能ですが、見た目の割にちゃんと機能していると感じ、アプリで効きを3段階調節(ディープ、マイルド、風切り音低減)することが可能な点は良いところだと思います。

個人的にはマイルドが一番バランス良く低音をカットしていると思いますが、例えば扇風機の弱なら8割カット、中になると4〜5割程度といった感じですので過度な期待は禁物です(ディープも似たような感じだが、違いはわかる)。どのモードを選択してもノイズは減っていると感じることができますので、ANCとは名ばかりのワイヤレスイヤホンとは違います。

音は低音も含めてしっかりと音は出ていますし、物足りなければ「ComfoBuds Mini」はアプリから調整することが可能ですので、音に特別こだわりのあるユーザーでなければほぼ問題はないと思います。

アプリ

アプリについて紹介していきますが、インストールするアプリは「1MORE MUSIC」というアプリで、iOSとAndroidのどちらでも使用可能です。

今回レビューしている「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds Mini」のどちらも同じアプリに対応していますが、それぞれ設定できる項目が異なり、「Z」はほんとど設定を変えることができず、「Mini」は音響設定やノイズキャンセリングの強弱、タッチコントロールの動作などを変えることができます。

共通しているのは”落ち着くサウンド”で音楽を選べることですが、それ以外の設定は差があります。ちなみに落ち着くサウンドについては公式資料等で30種類の癒やし系サウンドと書かれていましたが、アプリ内には6種類(どちらも共通)しかありませんでした。

1MOREの「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds mini」をレビュー。 小ささに魅力を感じる人向けのワイヤレスイヤホン

今後増えるのかこれだけなのかは不明ですが、公称どおりの選択肢があると良いですね。

「ComfoBuds Mini」は”SoundID”という聴力テストを通して音質をパーソナライズ(質問に答えていくだけで)してくれる機能があるため、手軽に好みの音に調整していくことが可能ですが、記事執筆時点では表示言語が日本語非対応(英語や中国語など)になっていて設定が少々わかりにくいかもしれません。

「Mini」の場合、アプリを導入するほうが細かく調整できて便利だと思いますが、「Z」の場合はなくても良いという印象でした。ただどちらも睡眠時に聞くリラクゼーションサウンドが選択できるため、その目的であれば導入は必須となります。

価格

最後に価格についてですが、「ComfoBuds Z」の定価は9,990円、「ComfoBuds Mini」の定価は12,990円となっています。

まず「Mini」については、ANC搭載のワイヤレスイヤホンで軽量・コンパクトなモデルと考えればスタンダードな価格設定だと思います。また寝るときにも干渉しにくいサイズ感ですので、普段使いだけでなく寝るときにも着けられるANCつきイヤホンを探しているなら「ComfoBuds Mini」はアリです。しかし音質に拘る人であったりANCの効きを求めている人には物足りなく感じると思います。あとはこの価格帯だとANC搭載のイヤホンは複数の選択肢が出てきますので、「Mini」のサイズ感や軽さに魅力を感じるかどうかでしょう。

もう一方の「Z」については、ANCこそありませんが「Mini」よりも寝たときに干渉しにくいデザインとなっているため、寝るとき用の耳栓代わりとしてイヤホンを探している人に「ComfoBuds Z」はオススメです。一方で寝るとき以外にも使いたい人にとっては、機能や設定が少ないことやバッテリー駆動時間がネックになるため、寝るときだけ使うと割り切れる人に限定されると思います。

まとめ

ということで、今回は1MOREの寝ホンこと「ComfoBuds Z」と「ComfoBuds Mini」のレビューをしてきました。

コンパクトさと軽さ、寝てるときに干渉しにくいデザインのため、目的によってはどちらもオススメできるイヤホンです。個人的にはサイズ感が「Google Pixel Buds」に近い「ComfoBuds Mini」が好み(ANC付き)ですが、近い価格で選択肢が多いのも事実なのでどこまでこのサイズ感や寝るときに干渉しにくいというところに魅力を感じるかだと思います。

寝る前に音楽を聞いたり動画を見ることが多い人や癒やし系サウンドを聞いて癒やされたい人は、1MOREの「ComfoBuds Z」や「ComfoBuds Mini」を検討してみてはいかがでしょうか。