ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー「Anker PowerCore III 10000 Wireless」をレビュー

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今回は新しいモデルではありませんが、Ankerのワイヤレス充電器「Anker PowerCore III 10000 Wireless」のざっくりレビューをしていきたいと思います。

なぜこのタイミングでこれなのかと言えば、先日東京出張に行ったとき現在メインデバイスの「Pixel 6 Pro」がバッテリーがかなりカツカツになったからです。予想していたよりも長い時間をスマートフォンのテザリングで過ごすことになり、途中でスマホもChromebookも充電できるチャンスに巡り会えない…という状態でした。久々の出張(と長時間の外出&外での仕事)でしたので、そっちの準備に気を取られていて完全に油断しました。

というわけで、頻度はそこまで多くはありませんが同じような状況になる可能性は今後もありますので、それに備えて「Anker PowerCore III 10000 Wireless」を購入したという流れです。

目次

実機レビュー

ちなみになぜ「Anker PowerCore III 10000 Wireless」にしたかと言うと、5,000mAhでは不安だし20,000mAhだとサイズや重さが気になる、あとワイヤレス充電ができると都合が良い…という理由から、Ankerというお馴染みのブランドであることとタイムセールになっていたことから「PowerCore III 10000 Wireless」を選びました。

ではまず付属品の紹介からですが、本体の他に取説類とUSB-C to Cのケーブル、ポーチが入っています。

ポーチには本体とケーブルを収納することができ、口もしっかりと閉じることができます。なので他のポーチなどに入れずモバイルバッテリー単体で持ち運ぶときにはこのスタイルが身軽で良いですね。Amazonのレビューか何かで、ポーチのサイズが合ってないというものを見ましたが、その時がたまたまなのか改善されたかはわかりません。少々心配ではありましたが、ちゃんと入ったので良しとしましょう。

本体はシンプルな作りで、ワイヤレス充電部分の周囲はゴム(シリコン?)によってスマホ等の滑り止めがついています。そのため特殊な形状であったりケースなどによる影響を除けば、充電できないという問題はないはずです。

ただ、本体の裏面には特に加工はないのでモバイルバッテリー自体を斜めの場所とかに置いて使うのは難しいかと思います。

ちなみにワイヤレス充電の出力は10W、パススルー充電にも対応しているため別売りのPD対応充電器を使うことでモバイルバッテリー本体を充電しながらスマホ等のワイヤレス充電を行うことも可能です。 ワイヤレス充電は厚み5mmまでのケースなら対応してるようです。

妻のiPhoneとパススルー充電

ただ最大10Wのワイヤレス充電なのでそこまで早いわけではなく、スペックシートを見るとiPhone 13までのデバイスは7.5W出力になるので、当然有線接続に比べると遅くなります。おそらく私もテザリングをしながら使うと間に合わない可能性が出てきますが、その場合は有線に切り替えれば良いだけなので特に問題はありません。

本体の側面部分は、ポート類はUSB-AとUSB-Cポートの2つが備わっています。USB-Cポートはモバイルバッテリーの充電も兼ねており、USB-Aポートも含めて最大18W出力に対応しています。ただ充電したりパススルーならワイヤレス、テザリングなどをしながら充電する場合はCまたはAを使った有線充電が良いですね。

ちなみに本体にはスマホスタンドが内蔵されていて、スマートフォンを立てかけることができるようになっています。スタンド部分は片側だけなので、スマホの大小によって使えないことはありません。スタンドを有線充電しながら使えるのは良い点です。

ただ、ケースなどを着けていたり厚みのあるスマートフォンだと斜めではなく直角に近い角度になるため、筆者としては正直使いづらいと感じました。それなら縦置きにすれば良いのでは?と思い試しましたが、3枚目の写真の通りになりますので基本的に横置きで使うことオススメします。

あとは、本体の側面にはモバイルバッテリー本体の充電残量をチェックできるインジケータがあります。これで確認しておけば、モバイルバッテリーの電池がないということも防げます。

最後に本体の重さについてですが、ワイヤレス充電とA&C充電対応で10,000mAhの容量があって約244gと案外軽めです。

もちろん10,000mAhバッテリーというジャンルで見れば最軽量というわけでもありませんが、いくつか比較した中でもワイヤレス充電付きでと考えればかなり軽い方だと思います。

ちなみに私の「Pixel 6 Pro」にはBellroyのレザーカバーを着けていますが、それで241gでしたので重さはほぼ変わりません。さらに「Powercore III Wireless」のほうが厚みこそありますが、サイズ的には「Pixel 6 Pro」よりも一回り小さいです。iPhone 13 Proと同じようなサイズ感ですので、あれをもう少し厚くしたとイメージすれば良いと思います。

いまからこれを検討するのであれば、ワイヤレスが必要なのか、10,000mAhで問題はないのか、サイズと重さも納得できるかといったところを他の充電器と比較しながら考えと良いと思います。

筆者としては「Pixel 6 Pro」+ケースと重さが変わらないのであればそこまで負担に感じませんし、サイズも一回り小さめでケーブルと合わせて収納できるポーチ付き、ワイヤレス対応という点は大きなポイントになると思っています。

まとめ

ということで今回は、「Anker PowerCore III 10000 Wireless」をざっくりとレビューしてきました。実は以前から購入しようか悩んでいたんですが、出張の件があって早く買っておけば…と思っています。

iPhoneユーザーだとMagsafe対応のモバイルバッテリーなどがあるため比較対象は増えると思いますが、Androidユーザーであれば「Anker PowerCore III 10000 Wireless」は良い選択肢になりますので、少々前のモデルになりますが検討してみていはいかがでしょうか。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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