「EarFun Free 2S」をレビュー。ベーシックなワイヤレスイヤホンの新モデル

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今回はEarFunがFreeシリーズの最新作として2022年10月17日に発売した新型の完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free 2S」の実機レビューをしていきます。

「EarFun Free」シリーズは過去に何度もレビューしていますが、今回のモデルは最もベーシックなタイプのイヤホンで、Bluetooth 5.2やaptXをサポート、ワイヤレス充電と有線急速充電対応のケース、IPX7防水機能などを有しつつ、5,000円台の価格設定のためコストパフォーマンスに優れたモデルと言えます。

EarFun
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目次

実機レビュー

まずは「EarFun Free 2S」の特長と基本仕様を簡単に紹介。

  • 対応コーデック AAC、SBC、aptX
  • Bluetooth 5.2
  • IPX7 防水
  • 7mm複合振動板
  • 60ms低遅延
  • 有線急速充電対応(10分充電で2時間再生可能)
  • ワイヤレス充電対応
  • 音楽再生最長7時間、ケース込みで最長30時間
  • ケース重量 47g(イヤホン片側4.7g)
  • ‎ケースサイズ 66 x 39 x 29 mm
  • 専用アプリあり(イコライザー対応)

この価格帯のワイヤレスイヤホンとしてはベーシックな機能を搭載し、ワイヤレス充電だけでなく有線急速充電に対応している点がポイントです。またこれまでのシリーズと同じく交換用に7つのイヤーチップ(サイズ違い、2タイプ)も含まれているため、装着感を調整することもできます。

続いてケースのデザインについて、「EarFun Free 2S」のケースはシンプルでJabraっぽい雰囲気があり、手にするとイメージしていたよりも軽さを感じました。

蓋のトップ部分にはearfunのロゴ、背面には充電用のUSB-Cポートとペアリング操作ボタンが搭載されています。触ると高級感というよりもプラスチックっぽさを感じますが、これは価格なりの部分という印象です。ヒンジ部分も薄いプラスチックのようなので蓋を開けたときに少し不安がありますが、無理に押したりしなければたぶん大丈夫でしょう。

購入直後は、蓋を開けると自動的にデバイスとのペアリングが開始します。ペアリング以降、「EarFun Free 2S」はケースを開くと自動的にイヤホンの電源がオンになってペアリング済みデバイスと接続し、イヤホンを入れてケースを閉じると自動的に電源がオフになります。

イヤホンには着脱検知機能が搭載されていないため、着脱で再生中の音楽を停止したり再開したりということはできません。ただ、音楽を再生したままでもケースに入れて蓋を閉じることでイヤホンの電源がオフになるため、気づかないうちに音楽が再生されっぱなしでバッテリーが…ということはありません。反対に、デバイスに接続した状態でイヤホンをケースに入れておかないとずっとイヤホンがオンのままになりバッテリーを食いますので、使わないときはちゃんとケースに入れておきましょう。

イヤホン本体が少し丸みを帯びていることやツルっとした素材感となっているため、この手のイヤホンに慣れていないと取り出しのときに滑って落としてしまう可能性がなくはありません。筆者の場合は他のイヤホンで同じような形状のものを使っていたのでそこまで気になりませんが、場合によっては慣れが必要です。

イヤホンの形状は頭がやや大きめですが、片側の重さは約4.7gと軽量のためそこまで負担にはなりません。軽く着けられる点がメリットだと思いますが、しっかり耳奥まで入れるようなタイプではないため、スポーツやエクササイズなどで使うと外れてしまう可能性があることに注意してください。

イヤホンのフラットな面はタッチセンサが搭載されていて、基本的な操作はタッチで行うことができます。操作は左右やタッチ回数・長押しでできることが変わるタイプです。またボタンを押し込むタイプではないので、操作するたびにイヤホンを押し込んで耳が痛くなることがないのは良いですね。

1回音量ダウン音量アップ
2回再生/一時停止再生/一時停止
3回前の曲次の曲
2秒長押しゲームモード オン/オフ音声アシスタント

耳元で操作できると便利な機能は揃っていると思います。音声アシスタントはGoogleアシスタントやSiriを呼び出すことができます。ゲームモードは、通常200msのレイテンシーでーすが有効にすることで60msまで下げることが可能です。筆者的にはゲームをするとき音の遅延が気になってどうしようもないという以外は、ゲームモードを有効にしなくても良いという印象でした。というかノーマルで十分。

全体的な遅延という意味では、音楽を聞くレベルではほとんど影響は感じず、スマホで動画を見ているときも特に問題は感じませんでした。人の多いところでも途切れるといったこともなく、安定していたと思います。

音質についてですが、説明のとおり中高音はバランスが良いと思いましたが、低音はやや物足りないと感じるかもしれません。しかしアプリからイコライザーを調整することによって多少改善するため、この価格帯のワイヤレスイヤホンとしては十分アリだと思います。価格帯的にも音にこだわりのあるユーザー向けではなく、普段使いや通勤・通学で使うのであればまず問題はないかと思います。

ちなみに通話などにつかうマイクの品質ですが、実際に試してみたところ酷いというレベルではないものの、常用するには少し不安な印象でした。

恒例のマイクテスト。今回は静かな仕事部屋でのみ収録

恒例のように自宅の静かな環境でマイクの録音テスト(Pixel 6 Pro + Google Recorder)をしてみたところ、ところどころ音が飛ぶような感じで声も自然な感じではありません。静かな室内でもこれなので、外や騒がしい場所だと結構厳しいかもしれません。あくまで通話はオマケ程度に考えておくほうが良さそうです。

最後にアプリについてですが、専用アプリのEarFun AudioはAndroidとiOSのどちらでもインストールすることが可能です。そのためデバイスを問わずに利用することができます。

「EarFun Free 2S」の場合は設定できる項目が非常にシンプルで、ゲームモードのオン・オフとイコライザーの設定だけしかできません。迷わなくて済みますが、細かく設定したい人には物足りなさがあります。しかし、低価格帯のイヤホンであっても設定できる点はメリットだと思いますので、このあたりは仕方ないと割り切ったほうが良いです。

ただ、このアプリを使うためにはEarFunへのアカウント作成とログインが必須であるため、今回のような最低限の設定は登録・ログインなしでも設定できるようにして欲しいと思います。

まとめ

ということで、今回はEarFunのFreeシリーズの新モデル「EarFun Free 2S」をレビューしてきました。価格を考えれば十分良いと感じ、手頃な選択肢の完全ワイヤレスイヤホンとして検討する価値はあると思います。ただ、価格なりの部分は多々ありますので予算次第ではANC搭載の「EarFun Free Pro 2」などを検討するのも良いかもしれません。

今回紹介した「EarFun Free 2S」の販売価格は5,990円(税込)となっていますが、記事執筆時点ではAmazonで1,000円オフクーポンが提供されているため4,990円での購入が可能となっています。さらにコスパ良しだと思いますので、興味のある人はぜひチェックしてみてください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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