今回はLenovoが日本国内で発売しているChromebookの中から、オススメの機種を紹介していきたいと思います。
Lenovoは公式ストアでしか販売していないものやAmazonには在庫があるものなど、販売ルートが分かれているだけでなく、文教・法人向けモデルが中心となっているため、案外一般で購入できるモデルが少ないという弱点もあります。
そのあたりをしっかりと踏まえながら、まとめていきます。
10.1インチ以下
Lenovoからは10.1インチで着脱式キーボードとキーボードカバーを採用したモデル、「Lenovo duet Chromebook」だけにしておきました。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook

- 10.1インチ(1,920×1,200)
- IPS / グレア /マルチタッチ
- MediaTek Helio P60T
- 4GBRAM/ 64GB or 128GB eMMC
- USIサポート(オプション)
- 着脱式キーボード・キックスタンド付きカバー同梱
- 4万円台前半!
Chromebookとしては初となる、MediaTekのHelio P60Tを搭載したタブレット寄りのモデルが「Lenovo Duet Chromebook」です。
最も特長的なのは、タッチパッドを備えた着脱式キーボード(日本語配列)とキックスタンド付きのカバーがセットとなっている他、オプション(別売)のUSIスタイラスペンにも対応している点だと思います。
Celeronや上位CPUを搭載するChromebookに比べるとやや非力な感じは否めませんが、単純なベンチマーク結果では2018年のスタンダードだったN3350やN3450と同程度のスコアとなっていますので、普段使いのChromebookとしては十分でしょう。
価格も4万円台前半に収まるなどかなりお買い得なモデルだと思いますし、自動更新ポリシーも2028年6月までと最長クラスなので、Chromebookやこの手のタブレットデバイスに興味のある方は検討してみても損はないはずです。
ちなみにややこしいですが、Amazonで販売されているモデルは64GBストレージモデルのため少し安くなっています。ソレ以外の国内モデルは128GBストレージとなりますので、ここはお好みで。
実機でレビューはまとめていますので、興味のある方はそちらもあわせてご覧ください。
11.6インチ
Lenovoでは選択肢が多く見えるものの、ほとんどは文教・法人向けのため、直販で購入できるモデルは国内で現在1つのモデルしかありません。
Lenovo 500e Chromebook 2nd Gen

- 11.6インチ(1,366×768)
- IPS / マルチタッチ
- Celeron N4120 / 4GBRAM
- 32GB eMMC
- MIL-STD-810G準拠
- 本体収納式スタイラスペン
- 1.32kg
2018年頃からお馴染みになった11.6インチの最上位機種「Lenovo 500e Chromebook 2nd Gen」です。
「500e」に関しては、筐体やスタイラスペンに変更はありませんが、CPUがCeleron N4120となったことで、Chromebookとしてはハイスペック寄りのモデルとなっています。
MIL-STD 810Gに準拠した堅牢性と本体収納式スタイラスペンなど日常使いや学校等でも便利な機能があるものの、1.32kgとやや重めなのが残念なところ。
価格も63,800円(税込)とややお高めですが、性能と使い勝手のバランスは良く、ビジネス用途としても十分ですので、検討する価値はあると思います。
自動更新ポリシーは2026年6月までとなっています。
なお、GIGAスクール構想準拠のモデルでもあるため、学校等への導入もしやすいと思います。
14インチ
14インチChromebookには、私もレビューしているあの1機種です。
Lenovo Chromebook S330

- 14インチ ノングレア
- 1,920×1,080 or 1,366×768
- MT8173C / 4GBRAM
- 32GB or 64GB eMMC
- 英語配列キーボード
国内でLenovoの14インチChromebookと言えばコレな「Lenovo Chromebook S330」です。
価格も35,000円ほどと安価で、CPUがMediaTekのMT8173Cですが、ブラウジングやメール、動画閲覧など基本的な操作であれば十分に動いてくれる、入門用と言えるモデルです。
しかし実機レビューでも再三お伝えしているとおりですが、ディスプレイのクオリティが価格なりというか、かなり白っぽく見えてしまうのが残念ポイント。
低価格だから…と割り切って購入する分には問題ないと思いますが、すこしでもコダワル方は別のモデル、例えば14インチなら「ASUS Chromebook C423」などを検討する方が後悔は少ないと思います。
ちなみに英語キーボードとなることと、フルHDモデルとHDモデルの2つがあるため購入の際にはご注意ください。
自動更新ポリシーは2025年6月までとなっています。
個人的にはフルHDモデル一択だと思っていますが、そこはお好みです。
まとめ
ということで、実は現行モデルがかなり限られているLenovoのChromebookをまとめておきました。
購入ルートは限られているものの、個人的に入門用やサブとしてオススメできる低価格の「Duet Chromebook」と「Chromebook S330」はAmazon等でも取扱っているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
これからいくつかのモデルが日本でも投入されてきますが、それらについては販売開始次第触ってみて、都度追加なりしていこうと思います。
この他にもメーカーを越えてオススメChromebookをまとめていますので、そちらもぜひご覧くださいませ。