CES 2021と直前に発表されたChromebookのまとめ

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2021年のCESも、数こそ少なかったですが期待できるChromebookが複数機種発表されています。

全メーカーというわけではありませんでしたが、CES直前に発表されたものも含むとそれなりに数がありますので、今回はCES 2021とその直前に発表されたChromebookをまとめておきたいと思います。

目次

ASUS

ASUSからはCES 2021にて、インテル第11世代Coreシリーズを搭載する「ASUS Chromebook CX9」と「ASUS Chromebook Flip CX5(C536)」、AMD Ryzenシリーズを搭載する「ASUS Chromebook Flip CM5」という3機種がリリースされました。

それぞれの立ち位置をざっくり分けると、ビジネス用途でも十分なセキュリティ機能とガシガシ持ち運んで使える軽量・ハイエンドの「Chromebook CX9」、普段使いからビジネス、エンターテイメント系にも使える「Chromebook Flip C536(CX5)」、ゲーム用などエンターテイメント色の強い「Chromebook Flip CM5」となっています。

ちなみに「Chromebook CX9」のみ14インチのクラムシェルタイプとなっていて、それ以外の2機種は15.6インチのコンバーチブルタイプのChromebookとなります。

スペックなどについては以下の記事にまとめていますので、詳しくはそちらをご覧ください。

なお、現時点(2021/01/18)では発売日と価格については明らかになっていません。

単純な性能だけで価格を考えると、この中では「CM5」が最も安価で、「CX5」が中~高価格、「CX9」が最上位になると予想できますが、果たしてどの程度になるのかが一番の心配かも。

ちなみにCES直前に、プレスリリースなどが無いまま(その後にあった様子)でファンレスタイプの「ASUS Fanless Chromebox」という機種もリリースされています。

こちらは無線ルーターのようなアンテナが特徴のデザインで、KIOSKやデジタルサイネージ、業務用端末向きなポートの豊富さ、インテル第10世代のCPUを採用したハイエンドなChromeboxです。

これまでの「ASUS Chromebox」からは大きくデザインが変更され、ファンレスタイプとなっているためアルミニウムボディで放熱性が高められているのも特徴です。

スペックなどについては以下の記事をご覧ください。

ただしこのモデルも発売時期や価格については明らかとなっていません。

Samsung

サムスンからは昨年の後継モデルとなる「Galaxy Chromebook 2」が発表されました。

しかし事前にリークされていたとおり、ハイエンドモデルではなくミッドレンジ(それでも高性能ですが)モデルとなっているため、昨年の4K AMOLED搭載のようなぶっ飛んだスペックを求めていた人にとっては物足りないかもしれません。

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しかし性能が抑えられた結果、昨年モデルの課題だったバッテリー駆動時間が大きく改善し、価格もCeleronモデルが549ドル、Core i3-10110Uモデルが699ドルと多少は安価になっています。

また性能だけを見ても決して悪いスペックではない(超ハイエンドではないだけ)ため、価格も安価になっている点も含めて、普及帯モデルとしては悪くない選択肢になると思います。

とは言え、同じ価格帯で同じような性能のモデルがいくつか存在しますので、後発ということも考えると少し厳しい戦いになるんじゃないでしょうか。

Acer

続いてAcerからCES直前に発表されているRyzen搭載の新モデル「Acer Chromebook Spin 514」です。なおこのモデルは一般ユーザー向けとエンタープライズ向けが存在し、ストレージ性能など一部が異なります。

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14インチのコンバーチブルタイプのChromebookで、Athlon SliverもしくはRyzen 3、5、7を搭載、最大16GBRAMと256GBストレージ(エンタープライズはNVMe)のハイエンドモデルとなります。

MILスペックなどにも準拠していますが、ディスプレイ下部のベゼル幅がやや広いことと重さが1.55kgあることがネックかと思います。

米国では2月から販売、価格は479ドルからとお手頃となっていて、2021年に登場するRyzen搭載機のスタンダードになりそうなモデルです。

日本でのリリースは未定のようですが、すでに日本語ページが公開されていることから、可能性は高いと思います。

DELL

こちらはCESと直接関係のないタイミングでしたが、DELLからはLTEをサポートする「DELL Chromebook 3100」が発表されています。

LTE非対応のモデルはすでに日本でも文教向けとしてリリースされていて、Celeron N4020を搭載したスタンダードなChromebookです。

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ただ、LTE対応になることでポートなどに変更点が加わるため、使用状況によってはWi-Fiのみのモデルの方が都合が良い場合もあるかと思います。

LTE対応の「DELL Chromebook 3100」は2021年春頃に発売を予定しているため、国内外ともにまだ購入することはできません。

日本でリリースされたとしても、法人・文教向けとなるはずなので一般ユーザーでは購入できない可能性もありますので、しばし様子見となりそうです。

まとめ

ということで今回はCES 2021とその直前で発表されているChromebook(Chromebox)を紹介しておきました。

今回の目玉と言えるASUSの機種は、販売時期や価格が明らかにされていないのは残念でしたが、性能面・機能面ともかなり期待できると思います。

また、CESではインテルが第11世代Tiger Lakeプロセッサを搭載してEvo認定されたChromebookのリリースを明らかにしています。

CES 2021ではASUSから第11世代CPU搭載機種が出てきましたが、インテルの動画の中ではAcerのChromebookがピックアップされていましたので、今後はAcerからも登場することが期待できます。

2020年も第10世代CPUやMediaTekのCPUを搭載の新モデルで盛り上がりましたが、2021年はインテル第11世代とRyzenプロセッサ搭載のモデルで盛り上がることになりそうですね。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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